象ガ沢噴水(宮城県川崎町) ; 北蔵王の伏流水

− 2003.10.16(木) 晴/曇り −

 朝起きたら雲一つない快晴でした。どうしようかと考えていたら、友人から誘いの電話が掛かってきました。勿論、二つ返事・・・・出発は9時30分。鳴子の大柴山・花渕山、泉ケ岳が候補地でしたが、出発後5分経過したところで蔵王ダム(中央〜北蔵王の山形県側)に決定しました。

 茂庭経由で川崎町へ、国道286号笹谷トンネルを越える手前で行き先が変更になりました。インターを左に見送り、笹谷峠に向け旧道へと直進。笹谷の湧き水を汲むのが目的でした。
 
笹雁新道(林道)車止め しっかりした道筋の笹雁新道
 うまい水を汲み、来た道を引き返す。通過したセントメリー・スキー場の先を右折、そこは雁戸山への登山口(笹雁新道コース)です。国道286号から1500mで車止め、そこからは登山道です。道草を喰ったので時刻は11時30分、頭上の空は雲が覆い青空は隠れてしまいました。
 
左手は急峻な深い沢(帰路撮影) 紅葉が美しい
 岩下沢沿いの登山道、左手は急峻な深い沢です。しかし、何故か何時ものような金縛りは感じませんでした。今日は、象ガ沢噴水を見るのが目的なので雁戸山には登りません。前回(奥新川)同様、山歩きとは名ばかり、水汲みが目的になっています。
 
笹雁新道から象ガ沢噴水への降り口 象ガ沢噴水の噴出し口
 象ガ沢噴水への降り口、うっかりすると見落としてしまいそうな表示です。沢の音は、ここを境に消えてしまうので、それが目印(耳印)になります。車止めから30分程の地点です。

 笹雁新道の数m下を水脈が走っているのでしょうか、左手の沢肌からものすごい水量の伏流水が湧き出して(噴出して)いました。
 
伏流水が勢いよく噴出する象ガ沢噴水
 象ガ沢噴水の景観に魅せられ夢中になって撮影したため、ズボンの裾は水飛沫ですっかり濡れてしまいました。冬は凍結するのでしょうか、もし凍結したら、それは素晴らしい景観でしょうね。その後、少し上流(水無沢と言うだけあって、殆ど水はありません)の砂防ダムの上で昼食を食べ戻りました。