戸神山(宮城県仙台市) ; 年取り前の指折り

− 2003.12.25(木) 晴れ −

 '03年の山歩き納めは、初めて登る戸神山(とがみ;504m)になった。以前から登ってみようと思っていたが、いずれの案内本も未整備で荒れているし道も分からないと記されているので敬遠していた。

 それでも下草が枯れたこの季節なら大丈夫だろうということで決行した。結論を先に書こう、書かれているほどひどくはありません。道標だってあるし、宮城の里山はこの程度ですよ。
 
秋保町長袋地区からの戸神山 国道457号から入山する旧観光(?)道路
 仙台の西側には奥羽山脈の山地に至るまで広い丘陵地が続いている。標高は250〜350mと低山ではあるが、マグマの上昇した火道の残存地形であるため鋭く尖った山が多い。

 この丘陵地は、北は栗駒山の麓にある大土ガ森から南は釜房ダムサイドの釜房山まで続いている。コニーデの見本のような山で、遊歩道があるのは大土ガ森、御駒山、薬莱山、達居森、七ツ森、太白山、戸神山、中ノ森、釜房山で、御駒山を除きいずれも登っている。
 
表コースと裏コースの分岐点 裏コースの一部は笹で覆われている
 秋保街道から作並街道(国道48号)に抜ける国道457号、峠頂手前の左手に白沢配水所がある。入口は鉄柵で閉ざされているので道路脇に駐車し中に入る。
 この道は、地図には旧観光道路(?)と記され戸神山の西側まで続いている。実際には100m足らずで配水所に着き、その先は林道以下の山道である。

 配水所から15分弱で、直進が裏コース、右に折れると表コースという空き地(左上写真)に着いた。直進の裏コースで登ることにした。この山は水はけが悪いのか、泥濘続きであった。裏コースに入ってまもなく、道は笹で覆われている。
 
戸神山を半周した所から右へ登る 男戸神山と女戸神山の鞍部
 分岐点から20分程度で西麓登山口(現地には、そんな表示はなし)に着く、ビニールテープの表示を頼りに急坂を右に登る。わずかで男戸神山と女戸神山の鞍部に着く、右の急斜面を一気に登ると山頂である。
 
(男)戸神山の山頂 下山は表コース
 南東側(仙台方向)が開けて見通しがよい。曇ってきたので遠くまで見通せなかったのが残念だ。下山は表コースにした。約2時間の山歩き、裏コースの一部(笹薮)を除けば、まずまずのコースである。

 宮城の名山66峰、今回で42峰(64%)踏破したことになる。初めての山は、昨年秋の船形山以来ということになるのかな・・・・。

 年取り前の指折り・・・・大晦日を前に宮城の名山を一つ踏破したという意味です。(妻の質問に答えました)