盛岡寺町(岩手県盛岡市) ; 寺町寺院群散策(北山地区)

− 2004.02.20(金) 快晴 −

 仕事で盛岡まで急に行く事になりました。前号に書いた通り車が故障しているので足は新幹線です。昼前に終えたので、昨夜インターネットで調べた「寺町散策」をして帰ることにしました。

 盛岡駅西口からタクシーで北山地区まで行き、寺町散策を済ませ上盛岡駅から戻る予定です。地図上では約3500m前後の距離です。19の寺院と1つの神社を散策しました。地域別にまとめたので、一部散策順と異なります。寺は本堂だけでなく門も絵になります。
 
時宗 教浄寺(きょうじょうじ)
 教浄寺は青森県三戸に建立されたお寺で、盛岡城の移築時に移転してきたそうです。盛岡で唯一の時宗のお寺だといいます。本尊阿弥陀如来は、秘仏で年1回、1月14日の「おあみださん」と呼ばれる祭礼の日だけ開帳されるとのことです。

 境内には、宮沢賢治の「僧の妻面膨れたる〜」という文語詩がありました。長い参道が印象的でした。寺町散策のスタート時刻は、11時25分でした。
 
曹洞宗 源勝寺(げんしょうじ)
 源勝寺の銅造観音立像は奈良白鳳時代の物で、県内所在では最古の仏像で国の重要美術品に指定されています。

 幾つもの寺院を廻るので、仏像などは見ないで本堂と門だけを撮影することにしました。昨日の天気と打って変わった快晴、真っ青な空が寺院を引き立たせてくれました。境内や路肩には残雪があり、北国だと実感させられました。
 
日蓮宗 法華寺(ほっけじ)
 3つ目の法華寺まで来ました。寺町寺院群というだけあって、宗派を越え軒を並べる様は異様にも思えました。それにしても墓石が多く檀家に恵まれたお寺ばかりです。
 
浄土真宗 願教寺(がんきょうじ)
 願教寺は何度も消失しているお寺のようです。25代住職は明治の傑僧と言われ東北開教総監の重責を担われ、続く26代住職は東京帝国大学などで仏教教学を講じ、岩手仏教婦人会を創設し婦人の教学に功績を残されたそうです。
 
浄土真宗 真行寺(しんぎょうじ)
 真行寺は、願教寺の末寺としてほぼ同じ沿革をたどったとのことです。大いに栄えた寺と、その末寺が軒を並べる。これも時の流れを感じさせる寺町の風情でしょうか。

 教浄寺(
11:40)→源勝寺(11:50)→法華寺(11:55)→願教寺(12:00)→真行寺(12:05
         
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