姨捨の棚田(長野県千曲市) ; 四十八枚田(田毎の月)

− 2004.03.26(金) 晴れ −

 聖高原(聖山;1447m)の西麓を抜ける県道12号線(丸子信州新線、通称アルプス展望道路)を走り大岡村から麻績村に着きました。麻績村には長野自動車道の麻績ICがあるので、何年か前に修那羅峠越えで来たことがあります。

 麻績村から長野市へは、県道55号線(大町麻績インター戸倉線)で四十八曲峠を経由することにしました。峠頂のトンネル(海抜980m)を抜けると左手は切れ落ちる急斜面です。ハンドルを握る手に汗が、そしてブレーキを踏む足が固まり怖い思いをしました。次からは、国道403号線を通るようにします。
 
四十八曲峠 大林山の急斜面に貼り付く県道55号線
 左の谷越えには冠着山(姨捨山;1252m)が見えます。長野市から真南に見える美しい山容の山です。暖かくなったら登ってみましょう。
 
眼下に広がる善光寺平 姨捨の棚田(日本の棚田百選)
 水も無く稲も無い、一面に枯草色と土色では棚畑であっても棚田とはいえない。田植えの前に水を張った頃か、黄金色に化した秋に日本の棚田百選「信州編」を撮ってみたいです。

 ちなみに百選に認定された信州の棚田は、
姨捨(千曲市)、塩本(信州新町)、重太郎(八坂村)、青鬼(白馬村)、福島(飯山市)、千代(飯田市)、田沢沖・栃倉・大西(中条村)、慶師沖・根越沖・原田沖(大岡村)、稲倉(上田市)、姫子沢・滝の沢(東御市)、字坪入(小諸市)の11市町村16ケ所です。この数からして、信州には山村が多いことが知れます。
 
四十八枚田(田毎の月) 長楽寺
 姨捨の「田毎の月」は子供の頃から知っていたが、実際に見るのは今日が始めてです。一跨ぎ出来る程の棚田がいくつもありました。区域の中央部に石祠が祭られていました。

 聖高原(聖山)を一周した棚田巡りと北アルプスの眺望、距離は80km弱でしたが所要時間は約5時間、平野部を移動する宮城と違い山岳部が多い長野は移動に時間がかかります。

 明日から再び部屋の整理です。今月中には終わらせたいものです。