長野蝶便り(長野県長野市) ; 蝶は善光寺平が苦手?

− 2004.04.24(土) 晴 −

■4月11日(日)晴 安曇野(穂高町)
 今週の善光寺平は「桜・杏」が満開です。犀川沿いの国道19号を、どこに行くということなく病弱な車を走らせました。宮城と異なり信州の道は勾配がきついのか触媒警報ランプがすぐに点灯します。

 犀川に架かる個性的な橋と山肌に張り付く民家、それに山桜が映えていました。気がつくと穂高町に来ていました。カラオケ曲17番の「安曇野」です。ざるそば2枚頼んだら直径50cmぐらいの竹笊で出されました。有名なお店ですが観光化したのか味はイマイチでした。自宅から直行すれば1時間半(70km)もあれば着きます。
 
鐘の鳴る丘集会所(Click Me! 目の前に迫る北アルプスの山並み

■4月17日(土)快晴 倉科三滝(千曲市)
 昨夜は2度目の歓迎会、女性が多いので長野駅前のイタリアンが会場になりました。車では何回も来ていますが、電車で長野駅に降りたのは子供の頃以来のことです。

 蝶を撮影したく隣町の倉科地区に出かけてみました。倉科三滝でお弁当を食べているとミヤマセセリが近寄ってきました。久しぶりの撮影なのか、歓迎会の影響なのか、全部ピンボケでした。
 
倉科三滝(一の滝と二の滝) 倉科三滝(三の滝)
●倉科三滝
 三滝川は、名山鏡台山(1269m;俳聖、松尾芭蕉が絶賛した“名月が昇る山”)から水が流れ込み、この清流は遠く日本海に続いている。奇岩として古くから親しまれている三滝は一の滝(下段、左写真中央)、二の滝(中段、左写真最上段)、三の滝(上段、右写真)からなる。周囲のスギ・アカマツ・カラマツなどと調和して、四季折々の風情を醸する。特に冬の結氷期には、滝全体がスクリーンと化し自然の神秘を見事に演出する。
 
千曲川流域に広がる長芋畑に砂煙が立ち昇る 千曲川河川敷の桃畑は今が花盛り

■4月18日(日)快晴 篠山(長野市)
 千曲市との境にある篠山(908m)に行って来ました。山頂近くまで車で行けます。三角点からの眺望は望めません。シラカバ林を抜ける遊歩道がありました。山菜も少なそうだし蝶もいそうに無いので再来はないでしょう。それに、落葉雑木林の方が山野草もあり歩くには快適です。
 
長野市方向の眺め(林道より) 千曲市方向の眺め(林道より)

■4月24日(土)晴 松代清滝(長野市)
 五里ケ峰(坂城町)に登る予定でしたが、昨夜の3度目の歓迎会が影響したのか力が抜けて早起き出来ませんでした。寒気が入り込み肌寒く霰が舞っています。それでもと10時頃に家を出て奇妙山(長野市松代)の林道歩き(カラマツ林)をしました。今回もカモシカに出会いました。

 信州の林道歩きは宮城の里山歩き、信州の里山歩きは宮城で言えば奥羽の山歩きに匹敵します。家を出て車の中で目的地を決めるというわけにはいきません。見上げる山は2000m級、眺めるだけで自覚症状(高度恐怖症)が出ます。

 明日の天気はどうでしょう。8時から町内会のどぶ掃除です。15分程度だというので、その後にどこかの山に行ってみましょうか・・・・。タラの芽、栽培畑では一番芽が終えています。野生はそろそろ旬でしょうか・・・・天ぷらにして食べたいですね。
 
柱状節理の岩場から流れ落ちる清滝 保基谷岳から菅平まで通じる東豊林道

 気づかれたと思いますが、この間に「蝶」の写真が掲載されていません。善光寺平は、市街地から山肌まで林檎・杏・桃畑が広がっています。また、里山はブナもあることはありますが、多くはアカマツやカラマツとかシラカバです。

 モンシロチョウとモンキチョウは普通に見かけます。アゲハ・コツバメ・ミヤマセセリ・ルリシジミ・ツマキチョウは見かけはしましたが少ないです。越冬体ですがキタテハ・ヒオドシチョウ・ルリタテハ・キチョウも見ました。

 何か雰囲気的に少ないです。それとも草花が咲く頃には宮城以上の種を見ることができるのでしょうか、少し不安です。