黒岩山(長野県飯山市) ; 春の女神は霧の中

− 2004.05.01(土) 快晴 −

 一昨日の“白馬五竜”に続き、ヒメギフチョウとギフチョウの共生地で知られる“黒岩山”へ、逸る心を抑え家を出たのは7時30分でした。

 国道117号、飯山を通過したところにある“千曲川”(農産物特売所)で休憩。道路を挟んだ千曲川の河川敷から毛無山の裾まで菜の花で一面真黄色でした。西側には目指す信濃平スキー場が見えました。黒岩山がある関田山脈の稜線は逆霧がかかっていました。
 
黒岩山 カタクリが群生する信濃平スキー場
 平丸峠に続く急勾配の道を登って行くと左手のゲレンデにカタクリの花が見えました。2〜3台の駐車スペースがあるカーブに車を止め、勾配のきついゲレンデを這い上がってみました。枯れ草の間にカタクリが咲き乱れていました。
 
カタクリ 桂池への流れ込み口
 このゲレンデが案内図に記されているカタクリ群生地のようです。ギフチョウ・ヒメギフチョウの食草が見当たりません。それでも舞ってきているかと枯れ草で滑るゲレンデを登り続けました。後で分かったことですが、棲息地は反対側の斜面のようです。

 車に戻り平丸峠(810m)を越え新潟県との県境まで行ってみました。残雪が多く、霧の発生源であることが分かりました。この霧では、棲息地まで行っても春の女神には会えないでしょう。
 
名水 腹薬の清水 大きな花びらのイチリンソウ
 事前にチェックしておいた“名水;腹薬の清水”に寄り水汲みをしました。近くでタラの芽を採ったので、今夜は天ぷらのつまみで“名水の水割り”です。
 
澗満滝(落差107m) 画像クリック 雲海の上に北信五岳が
 腹薬の清水で昼食を済ませ、復路は予定通り国道403号(谷街道)で戻りました。途中、予定外ではありましたが湯田中から志賀高原まで行ってみました。