笠ケ岳(長野県高山村) ; 南志賀の鋭鋒だとは?

− 2004.05.30(日) 晴れ −

 山菜ネライだった昨日の戸隠高原は、この週末の天気予報と同じで大ハズレでした。気象庁さんを信じて、今日こそ雨だろうと思っていたのに目を覚ますと何と青空じゃありませんか。

 梅雨入り前の休日、家の中でくさってる場合ではありません。山菜採りのリベンジ、9時に家を出て須坂・飯山方面へと車を走らせる。山歩きが目的ではないため500ccのウーロン茶2本にトマト1ケ、お昼はコンビニで何かを仕入れればと・・・・。
 
峠の茶屋から見上げる笠ケ岳 登山道
 国道403号、何故なのか知りませんが“谷街道”といいます。30分あまり走ったら上信越自動車道の須坂長野東IC脇に出ました。いつぞや愛車が初めてエンコして一般道に降りたICです。

 七味温泉・山田牧場の道路標識に惹かれて県道54号から県道66号(豊野南志賀公園線)へ。山田温泉街(高級温泉地?)を抜け松川渓谷沿いを登っていく。右手は深い谷、怖〜い。
 
山頂直下のクサリ場 笠ケ岳 山頂
 雷滝という標識に目が止まり見ることにしました。松川本流(川幅29m)が雷鳴のように轟音を立てて落下(落差30m)しているので雷滝といい、滝の裏側を通って見れるので別名“裏見の滝(Click Me !)”ともいうようです。

 山田牧場に着き案内板を見ていると、見覚えがある“笠ケ岳”という名前に目が止まりました。近くで仕事をしていた人に聞くと、指を指し“小笠”という山の向こうにあるとのこと。山頂直下まで車で行けると言うので、この時点で登ってみようということになりました。
 
登ってきた山田牧場方向(西方) 志賀高原 横手山
 笠ケ岳(かさがたけ;2075m)は、上信越国立公園の一角で南志賀と呼ばれる地帯にあります。山田牧場側から見ると、山頂直下から30分足らずで登れる普通の山ですが、志賀高原側から見ると別人(?)のような山です。

 5月1日に飯山の黒岩山の帰りに見ていますが写真には撮ってありません。善光寺平から眺める笠ケ岳の遠景(その後、7/19に千曲川と犀川の合流点で撮影、中央遠方)です。家に戻ってビックリしています。
 
ミヤマカタバミ ネマガリダケ
 笠ケ岳は、通称パノラマラインの峠の茶屋から上ります。登山道脇にはミヤマカタバミが咲き、ところどころにネマガリダケがありました。山田牧場では入山料をとってネマガリダケ狩りをしていましたが、山田牧場の上部ではタダです。

 ゴッソリと在りかを見つけ採って帰り、峠の茶屋のオカミさんから教わった湧き水でネマガリダケの刺身と水割りでご機嫌の夕食でした。長野に移住し初めての2000m級の山歩きでした。

 来週の土曜日は松本で開催される“キャリアコンサルタント長野大会”に参加するため山歩きはお休みです。