烏帽子岳(長野県東御市) ; ベニ三昧に大満足

− 2004.08.14(日) 晴れ −

 夕方より雨という予報を信じ、登山でなく蝶の撮影に湯の丸高原(池の平湿原)に行くことにしました。8時に家を出て、湯の丸高原の地蔵峠に9時20分に着きました。

 夏の間はマイカー規制で、池の平湿原にはシャトルバスを利用することになります。ベニヒカゲの撮影が目的なので、地蔵峠に車を止め湯の丸キャンプ場に行ってみることにしました。
 
湯の丸山の西麓を回り込む登山道 アサギマダラ
 湯の丸キャンプ場に続く車道脇のヒヨドリにはアサギマダラが鈴なりで吸蜜していました。今年はアサギマダラが大発生したとの風の便り、4年周期なのかな?

 キャンプ場の湿原に広がるクマザサの上を待望のベニヒカゲが幾つも舞っていました。そして、ベニヒカゲを追いながらつま先は烏帽子岳(えぼしだけ;2066m)に向いていました。
 
湯の丸山の北側登山口から烏帽子岳を見上げる 山頂と勘違いした南のピーク
 湯の丸山(ゆのまるやま;2098m)の西麓を周りほぼ北側に、目指す烏帽子岳が見えてきました。登山口の地蔵峠から烏帽子岳山頂までは約4000m、標準タイム1時間30分です。私は撮影に時間を費やしたので2時間強でした。

 夏休み(お盆)の週末というだけあって老若男女、ハイカーの数は半端ではありません。いつも思うことですが犬連れ登山は如何なものでしょうか、私は家族のように犬や猫が好きですが連れてはきません。
 
お花畑(南のピーク)越えに見る山頂 烏帽子岳の山頂
 先週の根子岳はとてもキツイ山歩きでしたが、今日の健康状態は上々です。アサギマダラやベニヒカゲに逢えたことも大きな要因の一つです。

 烏帽子岳の山頂稜線は風が強く、汗ばんだ体を冷やしてくれ気分爽快でした。登山道やお花畑にはベニヒカゲが乱舞していました。
 
北西の角間渓谷を見下ろす 北方には根子岳(左)と四阿山(右)
 山頂は360度の大パノラマです。角間渓谷に続く北壁は火口壁で切落ちています。そのはるか北方には先週登った根子岳と四阿山の雄姿が眺められます。
 
ベニヒカゲ(高山蝶) タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
 岐路、湯の丸山経由と思いましたが天候が心配だったので往路を引き返しました。地蔵峠9時30分〜烏帽子岳11時30分〜地蔵峠14時00分、4時間半のベニ三昧(湯の丸キャンプ場、登山道、烏帽子岳山頂)でした。

 里から眺めた烏帽子岳の山容です。左のピークが「頂上」で右のピークが「南のピーク」です。上京するまでこの雄姿を眺めて育ちました。写真は7月17に撮影した「千曲川の鮎釣り」風景です。