独鈷山(長野県上田市) ; 40年ぶりの故郷の山

− 2004.10.02(土) 晴れ −

 昨日は稜線がクッキリ見える秋晴れでした。こんな日に山歩きが出来た宮城での生活が懐かしく思えました。

 日曜には天気が崩れるとのことなので、亡父の墓参り(命日は8日)を兼ねて故郷の山に登ることにしました。独鈷山(とっこざん;1266m)は高校生の頃に2回ばかり登った記憶があります。
 
登山前に撮影した山容 下山してから撮影した山容
 中禅寺の横から登る「不動滝コース」は初めてです。昔と違って今はこのコースがメインコースになっているようです。左上写真の中央奥の平らな稜線が山頂があるところです。

 稜線は2〜3mで、その南北側が70〜80度の絶壁になっています。蔵王の屏風岳よりスケールは小さいけど険しさは圧巻です。
 
不動滝(頂上まで90分) 生々しい熊の爪痕(頂上まで75分)
 虚空蔵堂近くに車を止め登り始めると目の前をウラギンシジミが横切りました。暫く目で追いましたが止まる様子もないので撮影は諦めました。

 登山口から僅か登ったところに「山頂まで100分」という標識がありました。山頂まで10分刻みに標識があります。80分〜70分の間の杉林、登山道脇の杉の木には真新しい熊の爪痕があり引き返そうかと思いました。
 
もう一息で稜線に・・・・始終急坂だった 大岩からの眺めは絶景
 登山道は山頂まで急峻な坂道です。数分刻みに立ち止まるほどでした。そんなこともあり「頂上まであと80分」という標識まではピッタシでしたが、そり以降は大幅に送れ山頂まで140分もかかってしまいました。

 独鈷山の山頂は360度の展望です。南には美ケ原、東の方角に目を移すと蓼科山、浅間山、高峰山、烏帽子岳、四阿山、根子岳、志賀高原の山並み・・・・
 
独鈷山の山頂 雲に隠れ浅間山の噴煙は見えません
 山頂でお昼を食べているとウラナミシジミが近くの岩に止まりました。台風が通過した後なのに痛んでいません。

 山頂近くで栗を拾いました。不思議なことに虫がついていません。両手のひらに山盛りほど拾いました。
 
山頂から見下ろす塩田平(画像クリックで拡大) 山頂で出迎えてくれたウラナミシジミ
 11時に登り始め、下山したのは15時、ジャスト4時間の山歩きでした。岩山なので足腰が痛く、下山時はずっと膝が笑っていました。実家に寄り亡父の墓参りをし夕食を食べ21時前に帰宅しました。長野に移り、登った山の中では最もキツイ山歩きでした。

 左上写真をクリックすると拡大され私の生家の辺りが鮮明に見えます。