皆神山(長野県長野市) ; 遅蒔きの踏み初め

− 2005.02.12(土) 曇り −

 浪漫紀行は1月2日に白鳥湖に行ったとき、山歩き(鹿狼山;福島県新地町)は仙台に出張した12月19日以来のことです。随分ご無沙汰してしまいましたが、体調を悪くしたわけではありませんのでご心配無用です。

 この3連休の天気予報は、中日の今日がお天気マークなので楽しみにしていました。東信の山歩きを計画していましたが目を覚ますと何と鉛色の空です・・・・残念
 
篠ノ井東福寺千曲川赤坂橋河川敷より 登る人がいるという証拠の足跡
 どうしようかとグズツイテいたら10時半になってしまいました。ストレッチのつもりで、ベランダからいつも眺めている松代の皆神山(みなかみやま;660m)に行くことにしました。

 皆神山の北側にある大日尊の鳥居前にある水汲み場に11時に着きました。そう寒くは感じませんが小雪が舞っています。湧水を汲みに来た車が2台、順番待ちしている車が大日池近くの空き地に2台いました。
 
山の上は30cm以上の積雪が イヌノフグリ & ヒメオドリコソウ
 スパッツとアイゼンを付け雪道を、登り始めてすぐに先を行くご夫婦を追い越しました。雪の上にはカモシカやウサギの足跡が、そう言えば昨年この辺りでイノシシが学校に侵入したと報じられたことがありました。

 ゆっくり歩いて約1時間で山頂台地に着きました。雪の解けた道路脇に、春の到来を待つ“イヌノフグリとヒメオドリコソウ”が小さな花を付けていました。
 
皆神神社 山頂は皆神ゴルフコースの5番ホール
 不思議な山である“皆神山”、その言われは昨年の浪漫紀行で記したので省略します。天然記念物のクロサンショウウオが生息する溜池が皆神神社の脇にあります。

 山頂台地に造られた皆神ゴルフコースの“5番ホール”が山頂です。大きなブナ科の木があり、その下でお昼を食べました。ヤッケとセーターを脱いだのに寒さを感じません。小雪がキラキラとダイヤモンドガストのように輝いています。
 
千曲川河川敷を見下ろす 手入れされたスギ
 皆神神社の駐車場からの展望は最高です。千曲川、河川敷に広がる長芋畑、篠ノ井から川中島の街並み・・・・。上空にある厚い雪雲が北アルプスを覆い隠していました。

 登山口周辺のスギ林は手入れがよく、先日テレビで見た“北山杉”(川端康成の古都)を思い出させました。13時20分に大日尊駐車場に戻り、菅平を源とする湧水をトランクに常駐させているポリ容器に汲み帰宅しました。