千曲川(長野市〜飯山市) ; 村山橋から湯滝橋

− 2005.03.13(日) 晴れ −

 千曲川の写真を撮り続けている兄のお供をして村上橋(長野市)から湯滝橋(飯山市)まで行ってきました。長野では早かったフキノトウを、雪深い北信濃の千曲川近くで見つけました。
村山橋(長野市/須坂市) 立ケ花橋とJR飯山線(豊野町/中野市)
 長野10時20分着の新幹線で東京より来た兄を出迎えて村山橋へ。そこを起点に、高丘丘陵沿いに蛇行し渓谷をつくる千曲川を、立ケ花橋から古牧橋まで辿ってみるのが今日の目的です。
立ケ花橋と高社山(豊野町/中野市) 千曲川と高社山(豊田村替佐)
 善光寺平をゆったりと流れる千曲川が、志賀高原方面から押し出される土砂によって西に押し付けられ、立ケ花橋辺りから隆起する高丘丘陵に負けじと蛇行し所々に渓谷を造っています。
千曲川(豊田村笠倉) 古牧橋と高社山(豊田村)
 予定したポイントを回り、飯山市で遅いお昼を頂きました。飯山市は寺町です。また、ガンギの保存地区もあります。飯山市の中央橋を越えた辺りから急に積雪が多くなっていました。
雪深い北信濃(飯山市戸狩温泉) 湯滝橋より川上(飯山市)
 戸狩温泉に向け左折し柏尾橋を渡ると、豪雪地帯の北信濃に相応しく河川敷は2mを越える積雪でした。新潟との県境まで行ってみようと思いましたが、湯滝橋近くで旧国道に雪崩跡が、怖くなり引き返すことにしました。
 北信濃の豊田村(平成17年4月1日付で中野市に合併)は、高野辰之の“故郷”が生まれた場所です。“うさぎ追いしかの山〜小ぶな釣りしかの川〜”の“かの山は大平山”で“かの川は斑川”のことです。
一、兎(うさぎ)追いし かの山
  小鮒(こぶな)釣りし かの川
  夢は今も めぐりて
  忘れがたき 故郷(ふるさと)
二、如何(いか)に在(い)ます 父母(ちちはは)
  恙(つつが)なしや 友がき
  雨に風に つけても
  思い出(い)ずる 故郷(ふるさと)
三、志を はたして
  いつの日にか 帰らん
  山は青き 故郷(ふるさと)
  水は清き 故郷(ふるさと)