クララの里(長野県) ; 幻の蝶との出遭い

− 2005.06.04(土) 晴れ −

 天気予報は午後から雨。9時には現地に着きたいと思っていましたが、妻が同行したこともあり家を出たのが9時、1時間半遅れになりました。
いたるところに立て札が・・・・ 食草のクララ
 家を出てまもなく、現地を案内してくれる姉から電話があり、相手(蝶)の都合は8時〜10時がよく、それを過ぎると飛び回っているので会う(撮影)のは難しいとのことです。
オオルリシジミ(♂) シジミチョウ科 ヒメシジミ亜科 絶滅危惧T類指定
 姉宅に寄りお茶を戴いてから義兄と姉に案内されポイントへ・・・・運良く1頭の♂が飛び回っていました。人懐っこくすぐに止まり様々なポーズをとってくれました。
オオルリシジミ(♂)
 シジミチョウ科の中でも大型のオオルリシジミ、その舞い方はウラギンシジミに似ていました。あまりの美しさで同行した妻が歓声を上げていました。
オオルリシジミ(♂)
 絶滅危惧T類に指定され、新潟県・長野県・熊本県の局所にしか生息していません。河川・草原性の蝶で、マメ科のクララのみを食草とします。
アサマイチモンジ
 11時から30分ほど撮影したところで雹混じりの豪(雷)雨に見舞われ退散、手打ちそばを戴いてから再度来てみました。珍種だけあって、そこには影一つありませんでした。
ヒメウラナミジャノメ こんな環境が好きなようです
 アサマイチモンジとヒメウラナミジャノメを撮り、実家に母の墓参りに寄り夕方戻りました。キチンとアポを取っておいたので希少種に遭えました。その感動の余韻がまだ残っています。