女神岳&夫神岳(長野県上田市) ; よーじゃない里山歩き

− 2005.06.25(土) 晴れ −

 入梅から2週間が経ちます。にわか雨は降りましたが梅雨らしい日はありません。今年は空梅雨になるのでしょうか。竹の子の旬も終えます。最後の竹の子を実家にもらいに行ってきました。
夫婦道祖神 (野倉地区) 女神岳 登山口の鳥居
 実家には昼頃着けば良し。その前に女神岳に登ってみようということになった。昔、一度だけ登った記憶がある。野倉の“夫婦道祖神”を撮り、その裏手にある登山口に向かった。
登山口〜山頂まで急勾配で直登の登山道 石段を登ると石祠がある
 登山口に10:15に着いた。仰角30度を超える山頂までまっすぐの登山道。山頂に着いたのは11:00、見晴らしのきかない山頂で15分程休憩し、登山口に11:45に戻った。
城址のような山頂 山頂広場にある三角点
 このまま実家にと思ったが、山頂近くまで車で行ける夫神岳に寄ってみることにした。折角だから蝶を撮りながら林道を歩いてみようと、森林公園の先に車を止めた。
森林公園から夫神岳に続く林道
 林道脇に軽トラを止めていたお年寄りの方に挨拶をして夫神岳まで行ってみますと話したら、懐かしい方言で「そりゃ、よーじゃない」と言われました。後で、その意味がよぉ〜く判りました。
展望台〜山頂までの登山道 夫神岳の山頂広場
 森林公園の外れが12:05、林道を歩いたり、林道を横切る登山道を歩いたり、一向に山頂に近づきません。持参した飲料水を飲み干し、足りないだろうと森林公園で買い足した1本も終わりそうです。
山頂から上田方面の眺め 山頂から青木方面の眺め
 山頂まで15分という表示がある展望台に着いたのは13:45。カラマツ林を抜ける急坂を登り詰め山頂に着いたのは14:20(この間、何で15分なんだよ!)。
 今年最高の暑さ。山頂まで2時間15分。お年寄りの方が言った「よーじゃない」の真意が良く判りました。“よーじゃない”とは“容易でない”ということです。
 山頂からの眺望は良く、疲れを癒し14:30に下山。車に戻ったのは15:35。昼食抜きの山歩き、いつになく疲れ足腰が痛みました。実家で夕食を頂き、帰宅したのは22時少し前でした。
ピラミダルな2つのシルエット 女神岳(左)と夫神岳(右)
 夕暮れ時(17:50)に逆光で撮った女神岳(めがみだけ;927m)と夫神岳(おがみだけ;1250m)。女神岳の登山口は向こう側の野倉(穴平)地区から山頂に向け直登です。
 車を止め歩き始めた森林公園は、女神岳と夫神岳の中間地点にあります。近いと勘違いしたが、こうして眺めてみると随分と歩いたものです。
撮影出来た主な蝶
ミズイロオナガシジミ シータテハ
 ゼフィルスの仲間(ミズイロオナガシジミ、アカシジミ、アイノミドリシジミ)が出ていました。林道の主役はテングチョウでした。
アカシジミ ダイミョウセセリ
 初夏を感じさせるヒョウモンチョウの仲間(クモガタヒョウモン、メスグロヒョウモン)も発生していました。
テングチョウ ミスジチョウ
 アザミなどが咲くと、もっと多くの蝶を見ることが出来ます。この林道には水が湧き出していないので吸水に訪れる蝶の姿を見ることが出来ませんでした。
アイノミドリシジミ (多分!) アサギマダラ
 アイリミドリシジミ、サービス精神が旺盛でカメラを向けたら羽を広げてくれました。照り返しがキツク、喉が渇き疲れた気持ちを癒してくれたのがアサギマダラでした。
メスグロヒョウモン (♂) メスグロヒョウモン (♀)
 誕生日を過ぎてからの里山歩き、岩場でないのに今回は立てないくらい腰が痛みます。歳のせい?・・・・いやいや、炎天下に、昼食もとらず水にも不自由し、あれだけの急坂と長い道のりを歩いたからに相違ありません。