角間渓谷(長野県真田町) ; 真田忍者伝説の鬼ケ城

− 2005.07.17(日) 晴れ −

 実家に行った帰り、角間渓谷の鬼ケ城に登ってみました。高所恐怖症の割には随分と頑張りました。だって、鬼ケ城って高さ150mの断崖の上にある大岩峰ですもの・・・・。
鬼ケ城 登山口 傾斜30〜45度の沢を直登
 角間渓谷は烏帽子岳北山麓の長さ4kmにわたる大渓谷で、鬼ケ城、岩屋観音、鬼の門など切り立つ岩壁が数百mにも及び地質学、生物学的にも大変興味深い場所です。
 また、真田十勇士(猿飛佐助、霧隠才蔵、三好清海入道、三好伊三入道、穴山小介、海野六郎、筧十蔵、根津甚八、望月六郎、由利鎌之助)の伝説とロマンにあふれた場所です。
鎖場を這い上がる 足元に登山口の角間温泉が見える
 秋には紅葉が断崖にもえ立ち、県下有数の景勝地として有名です。そして、この角間渓谷は「森林浴の森」日本100選に選ばれています。
V字形の大岩峰 足元は150mの断崖
 鬼ケ城は、角間川の左岸に凝灰角礫岩層の堅い部分が浸食に残って高くそびえたつ大岩峰です。谷底から約150m余、頂上にはさらにV字形に高さ約10mの大岩塊が大入道のように立ち上がって素晴らしい眺めです。
 鉄くさりをたよりにその大入道のような岩塊の首元まで行けます。ここは、鬼が巣くっていた本拠地だという伝説や、坂上田村麻呂が鬼退治をしたという伝説も残っています。
 あえて書くほどのことではありませんが、V字形の大岩峰の首元まで行けますが、もちろん行くはずがありません。左写真の右手は150mの断崖、左手も同様、鎖場の幅は1mもありません。
凝灰角礫岩層が造り出した大岩峰 角間温泉の背後に見える大岩峰(鬼ケ城)
 角間温泉の登山口から、登り45分、下り30分。登山靴を持っていかなかったのでタウンシューズで滑りながら登りました。今日は、とても暑かった、水を持たずのハード・トレッキングでした。