烏帽子岳(長野県東御市) ; 2山登って6山ゲット

− 2005.07.24(日) 曇り −

 小学生の遠足で登ってきた長蛇の列に道を譲り、思いのほか時間を費やした。湯ノ丸山と烏帽子岳のコルに下り着いたのは11時45分、辺りは霧の中で雨もボツボツ落ちてきた。
ガスが立ち込め何処なのか解りません 斜面の登山道と稜線の登山道
 足取りは軽く20分ほどで稜線に立つ。稜線の広場、南のピーク、山頂、いずれの場所も小学生に占拠されていた。
烏帽子岳の山頂 ガスが切れ東御市の町並みが見える
 烏帽子岳の北壁は切り立った火口壁になっている。勇気を出し覗き込んで見た、やはり足が強張ってしまった。
山頂の北側は切り立った火口壁
 一瞬、ガスが切れ東御市の町並みがキラキラと輝いて見えた。夕方から雨という天気予報なので10分ほど休み山頂を後にした。
烏帽子岳稜線から湯ノ丸山を眺める 南のピークから山頂を振り返る
 陽が射していた湯ノ丸山と異なりガスに覆われ温度も低い。マツムシソウにしがみついていたミヤマシロチョウを見つけた。そっと触れたら動きが鈍く地面に落ちてしまった。
ミヤマシロチョウ エゾシロチョウ(参考)
 北海道旅行で撮影したエゾシロチョウを並べてみた。近似種でも一目瞭然、同定には困らない。絶滅危惧2類に指定されているミヤマシロチョウと、モンシロチョウより多いエゾシロチョウの差が解るような気がする。
フタスジチョウ(稜線) ヒメシジミ(稜線)
 湯ノ丸山で目撃、撮影チャンスをものに出来なかったフタスジチョウ。実物を初めて見る種の一つである。稜線で撮影出来たときは感動ものだった。
 湯ノ丸山と烏帽子岳のコル 11:45 → 12:30 烏帽子岳山頂 12:45 →地蔵峠 14:10。登山開始 8:30 から5時間40分。久しぶりに随分歩いた。これで、根子岳・四阿山の往復にも自信がついた。次の山歩きは、そこに決めた。
 IQブームに乗じて“2山登って6山ゲット”と名付けてみた。2山(湯ノ丸山と烏帽子岳)に登って6山(3山シロチョウと3山モンキチョウ、もちろん3山とはミヤマです)撮影したということ。