秋山郷(長野県栄村) ; 秘境の山里、平家の落人集落

− 2005.10.23(日) 晴れ −

 今日の予定は、立ケ花から千曲川の左岸に沿って写真を撮りながら県境まで下り、栄村の志久見川の左岸を上り秋山郷の最奥地の切明温泉まで行き、その手前の和山温泉泊です。
千曲川(中野市笠倉付近) 千曲川(中野市古牧橋上流付近)
 今年の3月13日(千曲川;村山橋から湯滝橋/第188話)と同じコースです。途中でオニグルミを拾ったり今年最後になろうウラナミシジミを撮りながらの撮影旅です。
千曲川(飯山市五位野付近) 千曲川(飯山市下境付近)
 昨夜の雨、北アルプスや志賀高原から根子岳の山頂付近を白く染めていました。初雪です。昨日より良い天気になりました。
常慶院(栄村) 大巻地区の千曲川(栄村)
 栄村の常慶院は、1398年開基といわれる信州随一名刹で、杉並木の中に建つ山門は入母屋造りの三間楼門で手の混んだ彫刻が施されている。
大巻地区の千曲川(栄村) 宮野原橋(上流が千曲川、下流が信濃川)
 JR飯山線の森宮野原駅に立ち寄り、日本最高積雪地点(昭和20年2月12日、7.85m)の標識を撮り、千曲川と利根川の境界となる宮野原橋を渡り北野宮野原停車場線で秋山郷に向かう。
越後秋山の山村 秋山郷最奥地の切明(露天風呂河川域)
 とても長く感じた五宝木トンネルを越えると、中津川右岸の山肌に点在する越後秋山の山村が見える。秘境“秋山郷”という雰囲気が伝わってきた。
 秋山郷は、千曲川の支流中津川沿いの集落群で、信越国境に跨った地域を指している。東側を苗場山、西側の鳥甲山に挟まれた山峡の豪雪地帯で、長野側(栄村)は上流から切明、和山、上野原、屋敷、小赤沢の五集落、また新潟側(津南町)には七集落ある。
秋山郷 切明地区にある河原の露天風呂 奥信濃で出遭ったウラナミシジミ
 和山温泉の民宿に着いたのは15時丁度、荷物を預け切明温泉まで足を伸ばす。魚野川の川底を掘ると温泉が出る。スコップを借り自分だけの露天風呂に入れる。
 和山温泉の正面には切り立った鳥甲山が見える。ここ和山温泉は、鳥甲山や苗場山の登山客が利用する民宿の集落である。夕食は、天然キノコ中心の山菜料理であった。