水の塔山(長野県東御市) ; 恐怖の七千尺屋根

− 2005.11.03(木) 晴れ→雨 −

 今秋は何故か週末と祝日を狙って天気が崩れる。天気予報では今日も曇後雨である。しかし、朝方は何となく予報外れの形相を見せる空模様である。
チェリーパークラインの紅葉 東篭ノ塔山(左)と水の塔山(右)
 小諸から高峰高原の車坂峠に向かい、篭ノ登山(西より西篭の塔山、東篭の塔山、水の塔山)の東端にある水の塔山(みずのとうやま;2202m)登山口がある高峰温泉に10時についた。
高峰温泉にある登山口 岩場をぬって登る
 水の塔山は、崩落崖斜面が痛々しく見せ今まで敬遠してきた。1時間足らずで登れ、そう危険でもなさそうとの情報を得たので決行した。
水の塔山 山頂 東篭ノ塔山の左に見える池ノ平湿原
 水の塔山の山頂には50分程で着いた。前を行くご夫婦のご主人が「恐い、恐い」を連発していた。崖を見ないようにし足元に注意して登る。それでも視界に断崖が飛び込んでくる。
右上写真の左下は崩落崖 登ってきた方向に見える高峰山
 風が強く寒い。登山道に霜柱が立っていた。どうして崖淵に登山道を造るのだろうか、もっと離れた方が良いのにと思いながら核心部を無事通過した。
七千尺屋根(水の塔山〜東篭ノ登山の尾根) 東篭ノ塔山 山頂
 東篭ノ塔山(ひがしかごのとうやま;2228m)は初登頂かと思ったが、山頂に見覚えがある。01年9月16日に、兄弟会の後、東京の兄と妻の3人で登っていた。
西篭ノ塔山の左に烏帽子岳と湯ノ丸山が見える 池ノ平湿原はやはり火口だ!
 東篭ノ塔山で昼食を取り始めたら雨が降ってきた。すぐに本降り、雨で滑りやすくなっている崖淵通過の往路を引き返す勇気がなく池ノ平湿原に下山、湯ノ丸高峰林道(海抜2000mを走る車道)を戻ることにした。
 コースタイムは、高峰温泉 10:05 → 水の塔山 10:55 → 東篭ノ塔山 11:35 → 池ノ平湿原 12:15 → 13:00 高峰温泉であった。雨に降られたが久しぶりの山歩きを満喫した。それにしてもカラマツとシラカバの紅葉は綺麗であった。
 最後に注釈、東篭の塔山のことを篭ノ登山(かごのとやま)とも言います。あるいは、西篭ノ塔山、東篭ノ塔山、水の塔山を総括して篭ノ登山と呼ぶ場合もあります。