姫川支流(長野県白馬村) ; 北アルプス新緑の回廊

− 2006.05.26(金) 曇 −

 天気予報だと午前中は晴れだったが青空は全く見えない。7時に家を出て白馬村に8時に着く。約束していた“みそら野の住人”さんに案内をして頂きお目当ての場所を探索する。
左岸にある管理路 管理路の終点にある砂防ダム
 9時少し前にお別れし、昨日、下見をして下さった場所に向かう。一般車通行禁止の管理路入口に車を止め、新緑の回廊を上流に向かう。
対岸(右岸)の山肌 河原に下りてみる
 釣り人が河原から登ってきた。これより上流に行くならクマに注意するようにと言われた。付けてはいたが、ザックを覆ったウィンドブレカーが鈴の音を止めていた。
河原の下流方向 河原の上流方向
 河原に続くダム工事路には落石が散乱していた。また、谷側の木々は雪崩で無残にもなぎ倒されていた。そして河原にはまだ残雪が。
山岳地図で見た崖っぷちの細い道 左下の河原まで約100m
 10時40分、行程の6合目だ。曇ってはいるものの崩れる気配がないので終点まで行ってみることにした。山岳地図でチェックしていたとき等高線の混み具合に怖さを感じた場所だ。
登り詰めた正面と左の沢 登り詰めた右の沢
 少し手前で最盛期のカタクリを撮っていたとき雷の音がした。三つ又の行き止まりで昼食をとっていたら正面の崖が土煙と轟音を上げて崩れ落ちた。雷の正体は、これであった。
イワハタザオ カタクリ
 海抜850mから歩き始めて登り詰めた場所は海抜1200m、往復約7km(約4時間)の北アルプス新緑の回廊歩きであった。
 ヒメギフチョウとギフチョウに続き、気になる“白馬の蝶”を求めて今後も白馬通いは続く、そんな魅力多い場所が一時間足らずのところにある。次回は“幻の蝶”の撮影会の様子をお届けする予定です。