湯ノ丸山(長野県東御市) ; 浅間山系の妖精

− 2006.07.23(日) 晴 −

嬬恋村上空にかかる雲海
 車が故障しているので電車で滋野まで行き、姉の車を借りて登山口まで・・・・そう思って7時前に家を出た。しなの鉄道で上田近くまで行ったところで免許証を忘れたことに気づく。結局、姉に地蔵峠まで送迎してもらうことになった。
高地性のアサマシジミ(?) コヒョウモンモドキ
 地蔵峠に9時に着いた。リフトサイドの急な登山道を選んだ。本日のネライは“ミヤマシロチョウ”と“アサマモンキチョウ”それに“コヒョウモンモドキ”である。
 最初の出遭いが“アサマシジミ”と思えるもので慌ててしまいピントの甘いものばかり。今年は高地性のアサマを狙っていたので、本物のアサマシジミだと夢のようだ。興奮が冷め切らないうちにコヒョウモンモドキが現れた。
アサマモンキチョウ(ミヤマモンキチョウ)
 花が少ない割りにアサマモンキチョウの数は多かった。一方、ミヤマシロチョウは1頭も見かけなかった。いつものことだが小学生の遠足でうるさいだけでなく歩きにくい。山頂まで時間がかかり過ぎたので烏帽子岳には行かないことにした。
表翅の黒紋が見えるものを選んでみた
 風が強かったこともあり意思に反して閉じた翅が半開きに、表翅の黒紋がチラリと見え逆に色っぽく感じた。アサマモンキチョウの撮影は十分に堪能した。
 烏帽子岳に行けばミヤマシロチョウも撮れたと思うが、来週末の再来に楽しみを残しておくことにした。昨年より1日早い、今年は大雪のせいで1〜2週間は遅れているので7月末でもミヤマシロチョウは見れるだろう。
 ガスが吹き上げてきたし、姉との待ち合わせが14時30分ということもあり12時に山頂を後にした。
つつじ平(湯ノ丸山)
 アサマ3目(アサマモンキチョウ、アサマイチモンジ、アサマシジミ)、残りのアサマイチモンジだが斜めからの撮影で表面だけ、どうもイチモンジチョウのようなので掲載しないことにした。
ヒョウモンチョウ コヒョウモン
 上の2枚の写真、一応“ヒョウモンチョウ”と“コヒョウモン”とした。同定に自信がないので間違っているかも知れない。また先述のアサマシジミが本物であるかは来週の黒斑山〜蛇骨岳行きではっきりするであろう。
 地蔵峠に下山したのは、待ち合わせより1時間も早い13時30分だった。山はガスに覆われ少し肌寒くなってきた。地蔵峠でチラチラと飛ぶ小さな蝶を見つけた。ゴイシシジミだった。
 “蝶を求めて里山歩き”・・・・電車に乗って、その後は送り迎え、初めてのことだった。帰りはすぐ上の姉宅から沢山の野菜をもらったのですごい荷物だ。16500歩の後なので疲れた。来週の浅間山外輪山、天気はどうだろうか、例年になく梅雨明けが遅い。