笹ケ峰高原(新潟県妙高市) ; 梅雨がないという高原

− 2006.10.23(月) 曇 −

 紅葉を見に行こうと妻にせがまれ雨という天気予報であったが新潟県の妙高山麓に出かけた。この辺りはミョウコウシジミ(高地性アサマ)の生息地でもあるので一度は訪れてみたかった。
妙高杉ノ平スキー場 斑尾山と野尻湖
 10時半に家を出て国道18号を北上する。アップルラインに差し掛かると新潟方面の空に切れ目が見えてきた。今日の天気予報は日本海側の方が良さそうだった。
妙高高原公園線沿いの紅葉
 県境の信越大橋を超えてから左折し妙高高原公園線に入る。日本最大標高差の妙高杉ノ原スキー場を通り抜けると道はぐんぐんと標高を上げる。
笹ケ峰高原の紅葉
 池ノ峰を左から回り込み笹ケ峰高原に入る。最盛期を迎えた紅葉は曇天でも美しく映えていた。平日ということで観光客車両も少なく静かな高原ドライブだ。
笹ケ峰牧場 森の学び舎より
 笹ケ峰牧場の“森の学び舎”で昼食をとる。標高1300mの高原は肌寒くウィンドブレーカーが役に立った。牧場の牛さん達はまだ下山してなく草を食べていた。
笹ケ峰牧場 天狗山と笹ケ峰牧場
 低い雲が周囲の山に立ち込めていたので妙高山や火打山そして活火山の焼山を見ることは適わなかった。雨飾山や高妻山も見えるのだろうか、想像も楽しいものだ。
妙高山山麓の紅葉 乙見湖と笹ケ峰(右端の山)
 笹ケ峰牧場を回り込み乙見湖(笹ケ峰ダム湖)に行く。関西から来た紅葉撮影の観光バスが1台だけ止まっていた。ダム湖の先に乙見山峠に続く道が見えた。その先は小谷村になる。
 笹ケ峰牧場の“森の学び舎”でコーヒーを飲んだ際、壁に貼られた蝶の写真をチェックするも普通種ばかりでミョウコウシジミの姿はなかった。妙高山・火打山・焼山の沢に入らないと無理だろうか。
 標高1300mの笹ケ峰高原は雨雲の上にあるので梅雨がないという。それなら来年の梅雨時に蝶の撮影に是非とも行ってみなければならない。