蝶狂人の初夏 Early summer 2014
− 6月 −
 越冬・春のバタフライガーデンでは24種の訪問を受け、うち初顔は2種と盛況に終えた。この分だとトップ・シーズンの初夏は期待出来そうだ。ちなみに遅刻組の「トラフシジミ」「ダイミョウセセリ」は何時かな。
   越冬蝶の常連であるキタテハ、昨年は6/10だったので10日も早い。これから晩秋まで楽しませてくれるであろう。
 当地では、夏型(6-7月)と秋型(9-10月)の2化性である。
(25) タテハチョウ科 キタテハ タテハチョウ亜科14.06.01   14.06.08
絶滅危惧T類・天然記念物  
 再掲載@の理由は、フィールドでも見掛けたが今シーズンは「斑紋異常/流紋」を幾つも見掛けた。
 豪雪・野焼きの影響だろうか・・・・来シーズンの状況を見てみたい。
 
14.06.01   再掲載 (20) シジミチョウ科 オオルリシジミ ヒメシジミ亜科14.06.01
  絶滅危惧T類・天然記念物
   再掲載Aの理由は、オリンパスのコンデジに一役かってもらいログハウスを取り込んでの広角撮影。
 昨シーズンより蝶を大きく鮮明に写し込めた。昨年と全く同じ日に撮影している。
 
再掲載 (20) シジミチョウ科 オオルリシジミ ヒメシジミ亜科14.06.02   14.06.02 
 同定に悩み悩んだ結果、「疑義」あるも勇気を持って「シータテハ」とした。もし誤りで納得出来たら取り消そう。
 昨年は「欠席」したので2年ぶりになる。気に行ったら時々顔を見せてくれ。
 
 
1406.08   (26) タテハチョウ科 シータテハ タテハチョウ亜科14.06.08
 当地におけるシータテハは、夏型(7-8月)と秋型(8-9月)の2化性だという。そうなると・・・・「キタテハ」かも知れない。No.25「キタテハ」と比較すれば、「シータテハ」といってもよさそうだが。
   春型のトラフシジミだけあって翅縁が損傷している。
 昨シーズンは「春の蝶」として撮影していた。全体的に先行するなかで未撮影2種の一つだった。
(27) シジミチョウ科 トラフシジミ ミドリシジミ亜科14.06.12   14.06.08
 今年の梅雨入りは6月5日、梅雨の切れ間に飛来が集中するので見逃せない。今年から隣にあったビニールハウスの跡地を全部使えるようになったので野良仕事の傍らにカメラを置くので撮影チャンスは増える。
 昨年はオス(6/4)なので4日遅いことになる。同メス(6/25)は盛夏の部に入るのだろうか。
 メスは、家の近くでも見掛けていない。ネムの木に播きつくクズの花に吸蜜訪花していたが伐採・除草したので環境は変っている。
 
14.06.08   (28) タテハチョウ科 メスグロヒョウモン タテハチョウ亜科14.06.08
 農道の法面、桜の木より奥は傾斜がきつく危険だ。可能であれば全て除草しドングリもしくはヌルデを植えたいと考えているが、公道の赤杭が中間にあるので勝手に植林は出来ない。(フジバカマも赤杭内に植えてある)
   再掲載の理由は、「交尾」両個体にピンが合い記録写真として残しておきたかった。
 当地では2化性(通常)、撮影は「梅雨時」をお勧め・・・・やっぱり「蛇目傘」を連想させるので。ただ、成長時の植物は黄色要素が強いので背景を選びたい。
再掲載 (23) タテハチョウ科 ヒメウラナミジャノメ ジャノメチョウ亜科14.06.08
 「個体変異」が出やすい種なので注意深く観察し撮影してみたいが、蝶の最盛期でもあり撮影対象が非常に多く希少種を目的に遠征もしているので目が他に向いてしまう。
情報不足  
 道路を挟んだ休耕田や田圃の畦道で発生している。
 今年で3シーズン目、初めて農道や庭に飛んで来た。それも「普通」に見られ嬉しい。
 
ヒメシジミ(♀)(14.06.10   (29) シジミチョウ科 ヒメシジミ(♂) ヒメシジミ亜科14.06.10
 近くの発生地は個体数が少なく絶滅を心配していた。ヒメシジミの避難先にと「クサフジ」の繁殖を考えたこともあった。今年は大発生とまではいかないが多かった。
  準絶滅危惧
   一昨年、農道のシロツメクサで吸蜜するオスとメスを撮影した。
 昨年の飛来は観察出来なかった。どうしたのかと周囲を調べ、近隣の林縁で第3化のオスを見つけた。
 
(30) シジミチョウ科 ミヤマシジミ(♂) ヒメシジミ亜科14.06.10   ミヤマシジミ(♀)(14.06.10
 今シーズンも飛来しないのでは・・・・発生地を探索、3ヶ所で確認、最も狭い範囲の発生地が最大数の確認がとれた。昨年、発生初期に草刈りをされた場所で、地元の方に「1ヶ月延期」をお願いした効果があったのかな。
生息登録種;第80種目  
 外出から戻ると、妻が「ヘビの初見」(庭からテラスの下を裏に抜けた)と恐怖を語る」
 そして、蛾のような見たことのない蝶が居ると農道に案内する。
 
14.06.10   (31) タテハチョウ科 ゴマダラチョウ タテハチョウ亜科14.06.10
 じっとモントブレチアの葉上で翅を広げて休んでいる「ゴマダラチョウ」・・・・妻が放ったホームランだ。「ヤマキチョウ」「ヤマトスジグロシロチョウ」に継ぎ3番目の新規登録種だ。
   薄いクリーム色が出るこの時期のモンシロチョウが好きだ。
 普通種の代表格で撮影することも余りないが、吸蜜する花の色とマッチするとなかなかの絵になる。
 
再掲載 (02) シロチョウ科 モンシロチョウ シロチョウ亜科14.06.12   14.06.12 
 菜園のブロッコリがお気に入りのようで、モンシロチョウは我が物顔で独占している。そしてエスカレートしたモンシロチョウは農道から花畑まで・・・・そういう蝶もいないと寂しいですね。
 コチャバネセセリの吸水後の行為・・・・何やら変な姿勢を・・・・産卵orウンチorオシッコ・・・・?
 小画像をクリックし拡大してみよう。なっ何と、見えるじゃないか。
 
14.06.13   (32) セセリチョウ科 コチャバネセセリ セセリチョウ亜科14.06.12
 バタフライガーデンで撮影すると、フィールドとは違うものが見えてくる。観察専用のカメラが欲しくなってきた。来シーズンの課題として検討しよう。
   知見の一つが大きく変わる一つの出来事が、この時期のチャバネセセリの飛来だ。
 従来、チャバネセセリはシーズンオフの象徴として晩秋の蝶という位置付けにあった。
(33) セセリチョウ科 チャバネセセリ セセリチョウ亜科14.06.12   14.06.12
 知見を広め深めるには外に目を向けなさいという。その結果、足元を見る目に思い込みも起こりやすくなるのも事実だ。正に、そういった出逢いになった。これからは、不要な決めつけは抑えよう。
準絶滅危惧  
 再掲載の理由は、一昨年以来の飛来で、裏の花畑でメスを見つけたことだ。
 テラスを横切り裏の花壇から表の庭、駐車場から再び農道へと偵察飛行・・・・何か気になるのか。
 
14.06.12   再掲載 (30) シジミチョウ科 ミヤマシジミ シジミチョウ亜科14.06.12
 農道の縁にあるコマツナギには目をくれず園芸種ばかり・・・・何で・・・・気付く前に彼女はしっかりチェックしたのだろうか。産卵してくれると嬉しいのだが。
   一旦飛来すると暫く居座る。緋縅をこれ見よと広げる。
 絵になる写真がいくつも撮れた。地べたやログ壁、やはり小石や大きな庭石が似合う。
(34) タテハチョウ科 ヒオドシチョウ タテハチョウ亜科14.06.13   14.06.13
 ヒオドシチョウは6月中旬から7月中旬まで頻繁に飛来する。その後、一旦夏眠し8月中旬に様子見程度に飛来する。翌春、越冬体とは思えない損傷のない個体を多く見る。9ヶ月も傷を負わない丈夫な蝶だ。
 5月下旬に県外(暖地)で発生し当地に飛来する。その後に7月と9月に発生する。
 これを2化性というか3化性というかは難しい判断だ。(3化性としているようだが)
 
 
14.06.13   (35) セセリチョウ科 イチモンジセセリ セセリチョウ亜科14.06.13
 画像は大分擦れているので「越冬蝶」と同類と個人的には思う。この画像は「春」の部で掲載し、改めて発生する当地生まれを「No.35」として扱うのが筋かもしれない。
   雨上がりに、駐車場を占領するのはテングチョウ。車で帰宅すると一斉に舞い上がる。
 地べたで吸水する様子より、吸蜜訪花の方が絵になる。
(36) タテハチョウ科 テングチョウ テングチョウ亜科14.06.13   14.06.13
 当地では基本的に6月中旬に発生する1化性、まれに8月に2化が発生することがあるという。テングチョウは、見る角度で薄青紫に輝く。その色合いを写したく挑戦するも「これだ」というものは撮れていない。
情報不足  
 今シーズンは、観察を始めて3年目になる。少ない年は林縁で見られる程度だった。
 今年は、道路を挟んだ目前の休耕地でも多く見られた。
 
 
14.06.13   再掲載 (29) シジミチョウ科 ヒメシジミ ヒメシジミ亜科14.06.13
 そのためか、農道や裏の花畑でも見られる日が多かった。今年のトピックスの一つであるし、普通に見られることを目標の一つにバタフライガーデン造りをしてきた。途切れ途切れだが6月末まで飛来した。
   翅表の赤紋が発達した綺麗な個体だ。
 イチモンジチョウは地域変異が見られるようだが、昨年の撮影も赤紋がクッキリ写っている。この赤紋もその一つだろうか・・・・。
 
(37) タテハチョウ科 イチモンジチョウ タテハチョウ亜科14.06.18   14.06.19
 昨年と同じ日に撮影した。7月に入ると姿を見なくなる。当地での発生は6月と8月で2化性。今後は可能な限り各化の個体を撮影していきたい。
 クジャクチョウは1化性で夏眠後に再飛来するものと思っていた。
 当地では、6月後半と8月後半に発生する2化性。
 
14.06.14   (38) タテハチョウ科 クジャクチョウ タテハチョウ亜科14.06.14
 今迄は「とにかく飛来」を確認することで満足していた。4年目になる来シーズンの目標は、飛来数も80を超え余裕も出て来たので「発生化性」に注目した観察を行いたい。
   クロヒカゲとヒカゲチョウの同定は難しい。
 当地では、クロヒカゲが先に発生しヒカゲチョウはほぼ1ヶ月遅れて発生する。
(39) タテハチョウ科 クロヒカゲ ジャノメチョウ亜科14.06.16   14.06.16
 農道奥にある「ウメ」や「ハタンキョウ」の幹から樹液が流れ出ている。これといって樹液の吸汁に集まる蝶を見ていない。樹種を選ぶのだろうか?
 ゼフィルス1号  
 ゼフィルスの発生、例年より1週間ほど早い。
 当地で3シーズン、いや他所を含めても「メス」の撮影をしたことがない。
 
 
14.06.26 (40) シジミチョウ科 ミズイロオナガシジミ ミドリシジミ亜科14.06.17
 ゼフィルスの命は短いが、その中でもミズイロオナガシジミは1ヶ月ぐらい新鮮な個体を見ることが出来る。徹底してメスを捜してみるのもいいかも。
   この時期のアカタテハの飛来は、3年間で初めて、それも1ヶ月も早いお出ましだ。
 別シーンもと期待したが、この後飛び去ってしまった。
(41) タテハチョウ科 アカタテハ タテハチョウ亜科14.06.17  
 「ちょうちょ・・・・」「花から花へ とまれよ遊べ あそべよとまれ」とはいかないもの、撮れる時に撮っておかないと・・・・何時までもいるという保証はない。
 アカタテハと同時に飛来した。翅表が見れる位置だと簡単に同定できるが、翅裏だと悩んでしまう。
 アカタテハもヒメアカタテハも神経質で撮影位置を変えよう動けば途端に舞い上がってしまう。
 
(42) タテハチョウ科 ヒメアカタテハ タテハチョウ亜科14.06.17
 ヒメアカタテハは「移動性」の蝶。狭義でいえば食草・食樹に依存する蝶も飛ぶ翅を持つので近隣を飛び回り、時には遠出もする。環境を整えれば「意外な蝶」も飛来する。
   春先には真面に撮影しなかったので大型になる夏型を撮影した。
 当地では2〜3化、初夏に多く見掛ける。時にはオオルリシジミかと勘違いするほど大きい。
再掲載 (07) シジミチョウ科 ルリシジミ ヒメシジミ亜科14.06.18   14.06.18
 意識して飛翔を撮影した訳ではなく、飛び立った時にシャッターが合っただけだ。ミヤマシジミに代わって農道のコマツナギをツバメシジミと共有化している。
 今シーズンのオオミスジは、飛び回りなかなか撮影のチャンスが訪れない。
 月が替われば落ち着きを見せ庭の池周りで撮影出来るかもしれない。
 
(43) タテハチョウ科 オオミスジ タテハチョウ亜科14.06.18
 昨年、一昨年は、「ホシミスジ」と共に農道奥のハタンキョウとウメの木で毎日のように見掛けたが今シーズンは希に見るだけだ。何処ということでなく拾い範囲で飛び回っている。
   ゼフィルス2号
   フィールドでウラゴマダラシジミの開翅撮影を・・・・何度もトライしたが時間帯が合わない。(狙いも付け難い)
 マイフィールドだと、ほぼ確実に開翅撮影が出来る。
 
(44) シジミチョウ科 ウラゴマダラシジミ ミドリシジミ亜科14.06.19   14.06.19
 今時点では「飛翔撮影」には余り興味がない。そのうちに趣が変わったら撮影してみたい蝶の一つとして記憶に留めておこう。
 農道のヒメジオンやアカツメクサに4〜5頭も飛来していた。一度に、こんなに飛来するのは初めてだ。
 ヤマキチョウを期待し全個体をファインダー越にチェックする。
 
14.06.19 (45) シロチョウ科 スジボソヤマキチョウ モンキチョウ亜科14.06.19
 暑いさなか粘土質と採石で固められた農道を掘り起し水飲場を造ったのに彼らも集団吸水を見せてくれない。隣の畑の農道側が1mほどの段差になっている。露頭部を造りつつあるが未完成だ。
   庭の垣根のカナメに止まっている本種を撮った。
 目線位置なので背景のボケが活き雨上がりの水的も写し込めて気に入った一枚になった。
(46) タテハチョウ科 ヒメジャノメ ジャノメチョウ亜科14.06.22   14.06.22
 垣根として植えたカナメ、蝶の休憩場所として予想外に受けたようだ。密集することもなく風通しが良い移植後の養生期間ゆえだろうか。
 ヒョウモンチョウのためにカイドウの周りにオカトラノオの植え込みを作った。
 カイドウは開花の後に毛虫の被害で枯れたと思うほどになった。(かろうじて新しい葉が少し出ている)
 
 
14.06.25 (47) タテハチョウ科 ヒョウモンチョウ タテハチョウ亜科14.06.25
 庭にもオカトラノオを植えてある。こちらは困るほどの増えた。それなのに庭の花畑が気に入ったのか隣のオカトラノオには目をくれず宿根草に訪花した。
   アゲハもキアゲハも飛来は例年並みだが、双方とも撮影は早かった。
 畑のパセリで幼虫を見つけたが、昨年被害にあったサンショウは今の所無事だ。
(48) アゲハチョウ科 キアゲハ アゲハチョウ亜科14.06.25   14.06.25
 黒色系アゲハの訪蝶を促す目的でカラタチを植える予定であった。ネットで検索しメール交換もしたが未だ購入してない。いろいろ考えたが植える場所が見当たらない。トゲが多いので難しい。
 一昨年はワンチャンス、昨年は損傷個体を1回撮影しただけだった。
 今シーズンは当り年なのか農道下でも見ることが出来た。
 
14.06.26 (49) シジミチョウ科 ミヤマカラスシジミ ミドリシジミ亜科14.06.26
 里から上ってくる車道は、木々が生い茂る沢づたいに設けられている。上の台地の付け根にマイフィールドがあり段丘の林縁が北から東の方向に連なり開けている。環境としてはこれ以上のものはない。
   ゼフィルス3号
   昨シーズンは「テリ張り」を見ることは無かった。シーズン前に残土の埋め立てが進み、環境が大きく変わり心配した。
 廃材置場が更地になり自然に戻ったことで、新たなテリ張りポイントになった。
 
(50) シジミチョウ科 ジョウザンミドリシジミ ミドリシジミ亜科14.06.26   14.06.26
 一方、マツクイムシ被害で枯れたマツを伐採したことで雑木林は明るく開けた。良い方向に向かえばと願っていた。ちなみに昨年のゼフ観察は「スラゴマダラシジミ」「ウラナミアカシジミ」「ミズイロオナガシジミ」「アカシジミ」の4種であった。
 生息登録種;第81種目
 ゼフィルス4号
 
 フィールドで一目で本種と分かり「来たーっ」と歓声を上げた。
 東信の発生地とは陸続き(あたりまえ)、環境的にも生息していて不思議ではない。
 
 
14.06.26 (51) シジミチョウ科 クロミドリシジミ ミドリシジミ亜科14.06.26
 この後、何日も足を運ぶも再び会うことはなかった。出逢いの時もすぐに飛び去ってしまったので、やはり「絶滅危惧種」だね。
   ゼフィルス5号
   今シーズンは「少ない」のか見掛ける機会が例年より少ない。
 毎年、普通に見られるので通常の波だろう。
 
(52) シジミチョウ科 ウラナミアカシジミ ミドリシジミ亜科14.06.27   14.06.27
 ウラナミアカシジミは、今まで納得いく撮影が出来ていない。黄色に波模様はデジカメが苦手とする被写体、昔に比べ性能が良くなっているので機械のせいには出来ないだろうが・・・・。
 ゼフィルス6号  
 一昨年来の出遭いだ。こんな時に限ってLEDライトを持ち合わせていない。
 次に出遭う時は翅表を見せて欲しい。活動が盛んになる夕方に行ってみよう。
 
 
14.06.27 (53) シジミチョウ科 ウラミスジシジミ ミドリシジミ亜科14.06.27
 当地に生息するゼフィルスは何種類いるのだろうか、東信に生息する未撮影はあと10種、そのうち可能性があるのは「ムモンアカシジミ」「オナガシジミ」「ハヤシミドリシジミ」の3種ぐらいかな。
   ゼフィルス7号
   今シーズンはアカシジミの当り年のようだ。
 ウラナミアカシジミは数頭見ただけなのに本種は足元から次々に舞い上がるほどだ。
 
(54) シジミチョウ科 アカシジミ ミドリシジミ亜科14.06.27   14.06.27
 アカシジミの撮影は思うようにいかない。それでも今シーズンは個体数が多かったこともあり「それなり」に撮れたと思う。
 生息登録種;第82種目  
 オオムラサキが飛来し家の周囲を滑空する。撮影のチャンスをうかがいカメラを構え庭石に腰を下ろす。
 目の前を少し大きめのシジミチョウが風に流され麒麟草に受け止められた。
 
 
14.06.30 (55) シジミチョウ科 カラスシジミ ミドリシジミ亜科14.06.30
 何処に行けば出遭えるか、確実性が高いポイントを持ち合わせない。そんな蝶が目の前に飛んで来た。無我夢中で撮影、2分20秒、今後再来するか全くの未知、数%あるかないかというカラスシジミであった。
 昨シーズンは、6月末時点で記帳(撮影)済みの訪問蝶は48種であった。その名簿をチェックしたところ「欠勤蝶」(春・初夏通じ未見)は「ダイミョウセセリ」である。どうしたのか心配なので「家庭訪問」(周辺チェック)したところ不在であった。
 「タイムカード押し忘れ」(目撃・未撮影)は「キタキチョウ」「ホシミスジ」「オオムラサキ」の3種。「遅刻蝶」(未見)は「ヒメキマダラセセリ」「オオチャバネセセリ」「キマダラモドキ」「キマダラセセリ」「ウラギンスジヒョウモン」「ジャノメチョウ」の6種。
 一方、今シーズンの記帳(撮影)済みは55種と賑やかだ。「48種-(1+3+6)+X=55種」、何と「X=17種」3割強が「繰上+編入」だ。 
 まずは「繰上」(盛夏・晩夏・秋に撮影)組だが、「ヤマトシジミ」「スジグロシロチョウ」「オナガアゲハ」「アオバセセリ」「シータテハ」「チャバネセセリ」「アカタテハ」「キアゲハ」「ミヤマカラスシジミ」「ジョウザンミドリシジミ」の10種。「編入」(一昨年以来の撮影)組は「ミヤマシジミ」「ウラミスジシジミ」の2種。
 そして残る5種は、今シーズンになって「新規登録」の「ヤマキチョウ」「ヤマトスジグロシロチョウ」「ゴマダラチョウ」「クロミドリシジミ」「カラスシジミ」という訳だ。
丘の上にある家