秋の蝶 バタフライガーデン蝶狂人(2015)の締め括り
 
 お盆過ぎからシトシト降る雨、これからが「秋雨」の本番・・・・
   発生から2ヶ月、息の長いキマダラモドキ、多少鱗粉が剥げてはいるが幾何学模様は健在だ。
 
(67) タテハチョウ科 キマダラモドキ ジャノメチョウ亜科15.09.02
 来シーズンに向け発注したコンデジ(オリンパス TG-4)が昨日手元に届き、早速の試写(顕微鏡モード)。コンデジ最後の2006-2008年で使った同社のSP-510UZに比べると速いの一言。  
 
再掲載(56) アゲハチョウ科 アゲハ アゲハチョウ亜科15.09.02
 「顕微鏡モード」(かつてのスーパーマクロ)と「深度合成」モードの機能付で迷わず(事前調査なし)購入した。  
 
2016年に向け購入したオリンパスSTYLUS TG-4 Tough
 「深度合成」の試写を兼ね「累代飼育部長」さん宅に伺い「オオルリシジミの蛹」を撮影させて頂いた。「LEDライトガイド」を装着し撮影したものを「画像調整」を銜えた。
   より「リアル」な表現に向け、試写を重ね習熟しておこう。「深度合成」は、言ってみれば「3D」画像、その点では十分に表現できている。残すは「色彩」だ。
シジミチョウ科 オオルリシジミ(蛹) ヒメシジミ亜科15.09.02)
 台風18号が隣県を抜け日本海へ、北関東では40年あるいは50年に一度と言われる大雨が降った。
 まだ、東北南部は荒れ模様、そんな中、台風一過とは言えないまでも青空が広がり「南下/渡り」の先陣が到着した。
 
 
(68) タテハチョウ科 アサギマダラ マダラチョウ亜科15.09.10
 フジバカマが咲きヒョウモンチョウやスジボソヤマキチョウたちが訪花しているというのに、ブッドレアの蜜を貪り飛び去った。本格的な「南下/渡り」は何時からになるだろう・・・・。
 是より「秋タテハ」、ヒョウモン5種を掲載しよう。台風18号の通過後、ようやく秋らしい天気が・・・・一斉にヒョウモンチョウの仲間がブッドレア・三尺バーベナ・フジバカマ・高嶺ルビーに訪花、その数100前後。
   この時期、ウラギンヒョウモンは非常に少なく、このような綺麗な個体は珍しい。ヒョウモンチョウの仲間では最初に発生する。1化性なので発生から4ヶ月経っていることになる。
 
再掲載(15) タテハチョウ科 ウラギンヒョウモン(♀) タテハチョウ亜科15.09.10
 この時期、2番目に多いのがメスグロヒョウモンだ。1化性なので3ヶ月は経っているが、メスに綺麗な個体が多い。
 
 
 
再掲載(29) タテハチョウ科 メスグロヒョウモン(♂/♀) タテハチョウ亜科15.09.10/09.11
 ヒョウモンチョウの仲間で見られるのは8種、この時期に飛来しないのはヒョウモンチョウだけ、ツマグロヒョウモンは余所者なので何時飛来するか定かでない。
   この時期、3番目に多いのがウラギンスジヒョウモンだ。オスは殆ど損傷しているので撮影していない。メスはなかなかの別嬪さん。
 
再掲載(46) タテハチョウ科 ウラギンスジヒョウモン(♀) タテハチョウ亜科15.09.11
 飛来しているヒョウモンチョウの仲間は、これから「交尾-産卵-孵化」そして「1齢幼虫」で越冬するというが見たことはない。
 今シーズンは蝶にとって「異常」な年といえよう。この「オオミスジ」損傷してはいるものの、この時期に見られるのは珍しい。(本種は夏眠はしないはずだが・・・・)
 この時期、最も多いのがミドリヒョウモン。発生期には見たことがない年があるほど少ないのに何故だろうか・・・・。  
 
再掲載(50) タテハチョウ科 ミドリヒョウモン(♂/♀) タテハチョウ亜科15.09.10/09.11
 その「異常」な年なのに、今シーズンで新規登録3種目、通算89種目に当る記念すべきワンシーンが掲載出来る。何が起こるか分からないものだ。
   ウラギンヒョウモン同様、この時期に見掛けることは極希である。
 
再掲載(57) タテハチョウ科 クモガタヒョウモン(♂) タテハチョウ亜科15.09.11
再掲載(68) タテハチョウ科 アサギマダラ マダラチョウ亜科15.09.13
 「渡り」が始まって4日目、単純累計で10頭、今年は台風18号を真面に受け損傷度合いが著しい個体ばかり、こんな状態で越冬地まで無事に南下出来るだろうか・・・・頑張ってよ
 このところ、蝶の撮影はアサギマダラ一辺倒だ。かといっても他に撮影しようと思える蝶も飛来しない。それでも当てにしているのは、ツマグロヒョウモンぐらいかな。
   道路を挟んだ向かい側のクズではウラギンシジミが数頭飛び交っている。アサギマダラの撮影で農道奥まで行ったら我が家のクズにウラギンシジミ(♀)が飛来、翅先端しか見えないので静かに負うと笹竹に、三脚を運び500mmで高所撮影。
 
再掲載(66) シジミチョウ科 ウラギンシジミ ウラギンシジミ亜科15.09.21
 フジバカマも最盛期を越え枯れ花が目立つようになってきた。アサギマダラも昨日は25頭、今シーズンの渡りもピークを越えた感がする。
 この時期のテングチョウを見ることが出来るようになったのはフジバカマを植えてからのこと・・・・。  
 
再掲載(26) タテハチョウ科 テングチョウ テングチョウ亜科15.09.22
 アオスジアゲハは、2013年10月8日に飛来している。この年のアサギマダラの「渡り」は、まだまだ盛りで同日は最多記録日であったと記憶する。
   アサギマダラの飛来は、昨日は1頭、今日は秋晴れというのに0頭。昼食後、何かを感じ窓を開けブッドレアに目を投じると「青い蝶」がいた。2日違いは自然界では無いに等しい。正確さうえせっかちな蝶、今日は1時間以上滞在した。
 
 (69) アゲハチョウ科 アオスジアゲハ アゲハチョウ亜科15.10.04
 アサギマダラの渡りも終えたら、来シーズンに向けフジバカマの株分けをしようと思う。歩数で数えると、現状のフジバカマ・エリアは約80歩、増殖可能な場所は約60歩分ある。数年後の目標延べ数500頭(20頭/日×25日)を目指せ
 
 フジバカマの株分け候補地は、
  @農道奥方向への延伸
  A西側の野菜畑の縁

 法面右の「くず」を全て刈り取った。法面は急峻なので数株のクララを移植する予定だ。空いた場所にフジバカマを植える。

 今シーズンの、アサギマダラの渡りの観察記録(日々の訪花数、その日に撮影した写真)を「別ページ」にまとめています。渡りが終えた時点でリンクを貼ります。
 
バタフライガーデンの「農道エリア」
 2015年の蝶シーズンも終り、顧みると「今シーズンは早い発生」、これは期待できるぞとワクワクしたのもつかの間、「観察数の伸び悩み」で何か変と・・・・そして締めてみると「69種」、2014年は「80種」、2013年は「67種」、観察種の合計は「89種」・・・・3/4しか撮影出来ていない。