旅人や蝶狂人が待つ茶房 二つ折りの手紙 “Butterfly” が花の番地 “Cotage garden by tyokyojin” を捜している
風流や夏蝶を撮る蝶狂人  (撮影2016年度)
 [夏蝶」は、芽が回るほど次々にやってくる。そこで、昨シーズンから「初夏の蝶」(6月)・「盛夏の蝶」(7月)・「晩夏の蝶」(8月)とページ替えをしている。これまでに68種を撮影している。
 8/09-11 ヤマキマダラヒカゲ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科)No.69
   93種目(目撃のムモンアカシジミを入れると94種目)、今年4種目の新規追加だ。最初はキマダラモドキかぁ~と思った。カメラを取りに戻ってよかった。
 
 8/12 アゲハ(♀)(アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科) 揚羽蝶の季節・・・・アゲハのホバリング
 
 8/17 キアゲハ(♀)(アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科) 揚羽蝶の季節・・・・キアゲハのホバリング
 
 8/17 アオバセセリ(セセリチョウ科アオバセセリ亜科)No.70
 
 今日こそはと待ちわび、夕方の小雨が一時止んだので庭で待つこと数10分・・・・彼は裏切らなかった。昨年は8/16だったので一日遅れ、ここ何年か(2013年は7/29、2014年は7/27)遅れ気味だ。そして、飛来期間も例年より短かった。
 8/21 ウラナミシジミ(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)
 
 ウラナミシジミは、例年だと「早くて8月下旬」に飛来するが、今年は7月13日と非常に早かった。これも温暖化の影響だろうか・・・・。
 8/21 メスグロヒョウモン(♂)(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)
 ヒョウモンの[夏眠」が明け、ブッドレアや三尺バーベナ等への吸蜜飛来が始まった。ブッドレアの最盛期も過ぎ枯れ花が目立つ。  
 
 農道のフジバカマ(写真はフジバカマではない)も咲き始め、9月10日前後にはアサギマダラの南下も始まるであろう。昨秋に行った株分けは失敗で、農道入口部法面の一画が点々と生えているだけで全滅に近い。全面的にやらなくて良かった。今秋の株分けは見送るとしよう
 8/21 サカハチチョウ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)No.71
 
 遠いし手前の木の葉にピントが合ってしまいボケボケだが、「サカハチチョウ」であることは一目瞭然。だいぶ損傷しているようなので、改めて探索してもと、証拠写真ではあるが飛来数に加え掲載した。
 8/23 オナガアゲハ(♂)(アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科) 揚羽蝶の季節・・・・オナガアゲハのホバリング
 左後翅を付根から失うも、蝶のキングとしての揚羽の舞いを見せてくれた。忙しいホバリング、幾度も右側に回り込もうとトライするも、その多くは左側の痛々しさのみが撮れている。オスの性標もシッカリ撮影した。  
 
 8月23日は二十四節気の「処暑」(旧暦では7月だが)、「暑さがとどまる頃」という意味。朝方は掛布団も必要なほどになってきた。これから見られる新顔の蝶は数えるほど、アサギマダラ・チャバネセセリ、今シーズンはアオスジアゲハ・クジャクチョウ・ツマグロヒョウモンは飛来するだろうか。
 8/28 ウラギンシジミ(シジミチョウ科ウラギンシジミ亜科)No.72
   しばらく前から飛来していたが、やっと撮影のチャンスがきた。しかし、露出オーバーの山、何とか使えるものが数枚あった。次のチャンスのため、PLフィルタを装着した。
 
 8/29 カラスアゲハ(♀)(アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科)No.73 揚羽蝶の季節・・・・カラスアゲハのホバリング
 72・73と続いた。傷がついているものの、撮影角度でかなりカバー出来る範囲で良かった。  
 
 黒色系アゲハで、比較的飛来するも未撮影で残るのはジャコウアゲハだけだ。一昨年は9月に損傷の少ない個体が飛来し撮影出来ているので期待して待とう。
 8/29 アゲハ(♂)(アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科) 揚羽蝶の季節・・・・アゲハのホバリング
 
 空が背景になると明るい絵になるが、その分被写体が暗くなるので撮影角度がかなり限定されチャンスも少なくなる。
 
 アゲハは連写で撮っておくと、後のオス・メス判別に容易となる。
 8月は、蝶にとって「端境期」・・・・寂しい1ヶ月だった。そんな中で、「新規1種」「更新4種」で今シーズン73種になった。開苑以降93種、あと20種が欠席ということだ。「秋の蝶」として何種まで揃うだろうか。