二つ折りの手紙 “Butterfly” が花の番地 “Cotage garden by tyokyojin” を探している |
蝶狂人の秋 (撮影2017年度) |
蝶種が多かった昨シーズンの秋のスタートは「74種目」、さて今年は「55種目」から・・・・こんなシーズンは想定外のことが起きる・・・・さて、どうなるだろう? | ||
9/1 ムモンアカシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科) No.55 新規登録94種目「準絶滅危惧」種 | ||
フジバカマ周りの除草を数日前より行っている。11時頃に一休みとテラスの階段でお茶をしていたら西の畑のブッドレアに見慣れない橙色の蝶が止った。本種とすぐに分かり横に置いたカメラを取り突進・・・・やったね! |
9/3 ウラギンシジミ(シジミチョウ科ウラギンシジミ亜科) No.56 | ||
大分前から姿を見ていたが撮影チャンスがなかった。アサギマダラの南下が迫り、農道の除草に精を出していると「御苦労さま」と笹竹の上から見詰めていた。 |
9/4 オオチャバネセセリ(セセリチョウ科セセリチョウ亜科) No.57 | ||
「あれっ、まだ撮影してなかったかな!」・・・・。 イチモンジセセリに混じり、主の除草作業の様子をじっと見守っていた。 第1化は6月、第2化は9月に発生している。例年は、第1化に発生している。きっと、見逃していたのだろう。 |
9/8 ミドリヒョウモン(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.58 | ||
♂ | ♀ | 交尾 |
この時期の“蝶狂人”は、「ヒョウモンチョウの仲間」で賑わっている。午後のティータイムを過ぎると、ブッドレアやフジバカマそれに三尺バーベナ、「ほぼ満員」状態でバタフライガーデンは盛況です。 |
9/8 ウラギンスジヒョウモン(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) 再掲載 | ||
ヒョウモン柄を纏う、損傷度が最も少ない「おしとやかな美人」は、ウラギンスジヒョウモン(♀)です。当地に飛び回るヒウモンチョウの「夏眠の地」は何処だろうか・・・・「蓼科山系?」or「浅間山系?」。 |
9/8 メスグロヒョウモン(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) 再掲載 | ||
ヒヨウモン柄を纏わないヒョウモンチョウはメスグロヒョウモンです。蝶の世界での国際結婚のような存在、こちらは「異国の美女」とでも言っておきましょう。 |
9/13 アサギマダラ(タテハチョウ科マダラチョウ亜科) 再掲載 | ||
「渡り」の第1弾、午前に1頭、午後に1頭が飛来した。損傷度合いで明らかに別個体と分り、第1弾は2頭ということになる。今シーズンの渡りは「平年以下」の賑わいで終えるのではないかの予想だ。「アサギマダラの渡り観察」については別ページでまとめる。 |
9/14 ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.59 | ||
アサギマダラの観察をしていたら「珍客」が目に入った。本種も温暖化で、そう先にならないうちに普通種になるだろう。ツマグロヒョウモンのメスは、遠くからも一目でわかる。仮に、オスが飛来しても50ものヒョウモンに雑じれば見逃しているかも・・・・近くであれば異様さに気づくはずだ! |
9/21 ヒメアカタテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.60 | ||
何で「No.60?」の蝶と不思議に思う。探さなくてもそこら近所で見掛けるのに・・・・バタフライガーデンに何か足りないものがあるのだろうか・・・・。 |
9/24 クジャクチョウ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.61 | ||
「越冬蝶」「新生蝶」ともに見掛けなくなったクジャクチョウ、一昨年の8月31日以来の顔見せだ。フジバカマに吸蜜飛来するだろうと楽しみにしていた。 | ||
藤袴浅葱に雑じる孔雀かな |
10/3 ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) 再掲載 | ||
今シーズン3回目のお目見え・・・・3回というのは初めてかもしれない。かなりシッカリした個体だ。 |
10/3 アサギマダラ(タテハチョウ科マダラチョウ亜科) 再掲載 | ||
「越冬蝶」「新生蝶」ともに見掛けなくなったクジャクチョウ、一昨年の8月31日以来の顔見せだ。フジバカマに吸蜜飛来するだろうと楽しみにしていた。 |
10/7 シータテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.62 | ||
アサギマダラの渡りがほぼ終えたようだ。フジバカマ周辺をチェック、あれほどたむろしていたタテハチョウも片手にたりない。そんな中で見つけた最後の訪問者。 |
今シーズンは「ゼフィルス観察」の手抜きもあり撮影種は61(前年77種、79%)で終えた。そして、昨年までの登録數93種に対する撮影は2/3であった。それでも、不調の中でムモンアカシジミを庭先で撮影でき登録94種と更新、アサギマダラの渡りは最多観察數62頭/日(過去31頭)・期間単純合計数392頭(過去232頭)と大幅更新、そして絶滅したと思っていたミヤマシジミ(♂)を観察できた等、喜ばしいシーズンといえる。 | ||||||||
登録 | 春 | 初夏 | 盛夏 | 晩夏 | 秋 | 合計 | 顔見率 | |
アゲハチョウ | 9 | 2 | 1 | 1 | 4 | 44.4 | ||
シロチョウ | 8 | 3 | 1 | 1 | 1 | 6 | 75.0 | |
シジミチョウ | 28 | 5 | 4 | 5 | 1 | 2 | 17 | 60.7 |
タテハチョウ | 35 | 12 | 8 | 1 | 5 | 25 | 71.4 | |
セセリチョウ | 13 | 3 | 2 | 3 | 1 | 9 | 69.2 | |
合計 | 93 | 13 | 20 | 18 | 3 | 8 | 62 | 66.6 |