二つ折りの手紙 “Butterfly” が花の番地 “Cotage garden by tyokyojin” を探している
蝶狂人の初夏  (撮影2017年度)
 6/1 クモガタヒョウモン(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.14

 昨夜は雷鳴を伴う激しい雨が屋根を飛び回った。今日のニュースでは雹が降り果実や野菜に被害が出たと告げていた。「初夏を告げる蝶」と言えば「ウラギンとクモガタ」だ。
 5/1 クロヒカゲ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科) No.15

 毎年、決まったように「同じ場所に同じ頃」姿を見せる。くすんだ黒い蝶が薄暗い日陰にいるとシャープに撮れないものだ。
 ストロボが働き若干異なった色合いに写った。
 6/1 ウラギンヒョウモン(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.16
 少し前から飛来していたが、ほぼ通過状態で撮影できず。雨上がりで蒸し暑いのかバラの小枝で休んでいた。根元で咲く「ニゲラ」に止ったが撮らせてくれなかった。
 6/5 ヒメウラナミジャノメ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科) No.17
 5月から顔を出していたが撮影のチャンスがなかった。コニファーの垣根に止ったところを撮影した。
 梅雨入りを控え、朝夕低温の日が時々あるなかで「16種」まで撮影が進んだ。しかし、昨年(特別)と比べると「ほほ半数」と低調だ。平年(2013-15)だと22-25種と6-7割だ。
 6/5 オオルリシジミ(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科) 再掲載
 
 保護活動の一貫として「累代飼育」をするようになってから「頑張ってるね」「お疲れさん」という声を掛けたくなる。そして、やはり「自然がいいね」とも声を掛ける。今年の「累代飼育」は「何か変」、「羽化」の時期に「乾燥」したと思ったら「冷たい雨が続いたり」またまた「5℃と低温になったり」・・・・その影響か「羽化不全」や「交尾不順」「無精卵」等々・・・・来シーズンが心配だ。
 
 6/6 クモガタヒョウモン(♀)(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) 再掲載
 初夏にクモガタヒョウモンのメスがバタフライガーデンに訪花するのは珍しい。オスであっても、そう飛来しない。飛来するのは「夏眠」明けのことだ。この時期に飛来してくれてありがとう。
 6/8 テングチョウ(タテハチョウ科テングチョウ亜科) No.18
 昨日、関東甲信越に「梅雨入り」宣言がでた。すっかり夏空になっているが、涼しいというより寒く、夜はテーブルを電気炬燵にしている。それでも、初夏の蝶の一つであるテングチョウが顔をみせた。この時期の「バタフライガーデン」は「花切れ」の端境期、台地の上は冷え込み春から初夏の花が少ない。なんとかせにゃ。
 6/9 メスグロヒョウモン(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.19
 素早く飛ぶ大きくて黒い蝶・・・・ヒョウモンチョウのラッシュ時、オスより一目で分かるメスグロヒョウモンのメス。農道をすれすれに飛んできても、一気に屋根の上を飛び越えていく、力強い飛翔力を持つ蝶だ。
 
 6/9 アサマイチモンジ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.20
 しばらく前から顔を覗かせている。メスグロヒョウモンを追尾してやってきたのか、どちらを撮ろうかと迷う。なかなか止まらなかったが一時のチャンスをものにした。でも、カモミール・ブッシュの中、今日も証拠写真程度で飛び去った。
 6/11 キタテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.21
 ウラギンヒョウモンと絡んでいる蝶がいた。カメラを向けるとお互いに邪魔をしようと割り込んでくる。やっとのことで撮影・・・・それにしても、今年は客(蝶)の少ないシーズンだ。今迄は毎年、ほぼ同時期に撮影してるが・・・・蝶種が少ないと「季節感」が鈍る。
 6/12 ヒメシジミ(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科)保留
 昨年の記録を紐解くと、カモミールにミヤマシジミ(♀)らしきものが飛来していた。そして、ヒメシジミは一日前にレッドフォックスで吸蜜・・・・今年は庭のレッドフォックスが絶えてしまい裏庭から移植した。まだ、莟にもならない。朝食前(7時)にゼフの散歩道に様子見に行った。ヒメシジミが発生していた。
 6/13 アサマイチモンジ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科)再掲載
 地豆の播種が早過ぎ全滅、種地豆がだいぶ残っているので再播種した。目の前を威勢よく黒っぽい蝶が横切りノコギリソウに止った。
 6/14 イチモンジセセリ(セセリチョウ科セセリチョウ亜科) No.22
 6月と8月の年2化、この時期に見られるのは稀というほどではないが少ない方だ。少し傷んでいるようなので6月に入ったばかりに羽化したのだろうか。
 昨日は地豆の二度蒔きをした。早いと知りつつ(昨年は遅かったので)4月に蒔いたので発芽なしの全滅だった。夜に雨が降り、これはお湿りになると思っていたら、消防車のサイレンが・・・・家の横で鳴り止んだ。何事かと外に出て確認すると、電線から火花が出ている。漏電らしい・・・・停電にならぬうちにと11時に床に入った。
 6/14 イチモンジチョウ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.23
 農道奥の梅の木の下にいた。笹竹の藪で背景が明るく翅表がベタになった。この先が「漏電」現場になる。
 6/18 ヒメシジミ(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科) No.24
 そろそろと思っていたが・・・・やはり飛来していた。メスが先に来た。じっくり撮ろうと思っていたところ風が強く道路に舞い降り消えてしまった。
 6/18 オオミスジ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.25
 どんよりして、気温も低い一日だった。クズにオオミスジが翅を休めていた。隣りに梅と巴旦杏の木があり、その辺りで発生していると思う。
 6/19 クロヒカゲ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科) 再掲載
 人工物でない所に止っているところを撮ったので再掲載しようとカメラ位置を考えながら・・・・結局、すぐに飛んでしまうので最初のシーンのみ。ここにはヒカゲチョウもいるが、クロヒカゲの方が多い。つい、クロヒカゲモドキも期待してしまうのだが・・・・。
 
 6/19 キタテハ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) 再掲載
 フィールドで見ると、シータテハかと見間違えるほどのタテハチョウ。
 
 6/19 ヒメシジミ(♀)(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科) 再掲載
 コマツナギが咲き始めた。今年は来てくれるかな?・・・・そう期待しながら農道を見回る。花期が過ぎたのに、カモミールが好きなようだ。
 
 6/19 ヒメシジミ(♂)(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科) 再掲載
 オス & メスが同時に来るなら・・・・棲み込んでくれればと思うのだが? 内心は、農道周辺に棲み付いて欲しく考えている。少し離れた林縁では普通に見られるので、多食性なので特に打つ手も考えていない。
 
 6/19 キアゲハ(アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科) No.26
 三尺バーベナがキアゲハを捕えてくれた。隣にスカシユリが咲き始めた・・・・今年も「百合」の「揺籠」のアゲハチョウを撮影出来るかな?
 
 6/24 ヒオドシチョウ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.27
 農道奥のアカシアに止っていた。家の周りでも旋回していたが止まらず目撃のみ。
 
 6/24 ヒメシジミ(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科) 再掲載
 綺麗に撮れた場合は何度でも再掲載の更新は歓迎です。
 
 6/27 ホシミスジ(タテハチョウ科タテハチョウ亜科) No.28
 目を見張るほどの羽化直は吸い込まれるほど綺麗ですね。ミスジチョウも羽化直を撮りたい。
 
 6/27 ウラゴマダラシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科) No.29
 やはり、少し傷んでいることは発生して暫く経つということでしょうか?ゼフィルスも5種ぐらいは既に発生しているはずです。
 
 6/29 ジョウザンミドリシジミ(シジミチョウ科ミドリシジミ亜科) No.30
 ゼフィルスの発生は知っていたが、何故か明確な理由もなく見に行かなかったのでアカシジミ系のゼフィルスを見逃してしまった。・・・・と同時に時期が掴めなく同定もままならない。
 
 6/29 スジボソヤマキチョウ(シロチョウ科モンキチョウ亜科) No.31
 羽化直で翅が伸びきっていないのかティッシュペーパー作りのような個体だ。
 
 6/29 ヒメキマダラセセリ(セセリチョウ科タテハチョウ亜科) No.32
 てっきりキマダラセセリだと思っていたら、ヒメキマダラセセリだった。短い期間しか見られないので、しっかり観察し気に入った写真をとりたい。
 
 6/30 クロヒカゲ(タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科) 再掲載
 顔に西日が当り、なかなかの絵になったので「トリプル」掲載・・・・ごく普通の蝶なのに。同じく普通の蝶だがヒカゲチョウが姿を見せない。
  
 6/30 ヤマトシジミ(シジミチョウ科ヒメシジミ亜科) No.33
 鈍い輝きのヤマトシジミ、晩秋の黒化とは異なり綺麗だ。