西岳林道(長野県鬼無里村) ; 鬼女紅葉に魅せられ

− 2004.05.15(土) 快晴 −

 先週(5月8日)に続き、鬼女“紅葉”に魅せられ鬼無里村へ。先週の紅葉は、まさかの“ヒメギフチョウ”でした。今日の紅葉は、戸隠連峰西岳に棲む“クモマツマキチョウ”です。

 断崖から林道に舞い降りてくる午前中が勝負、そんなわけで6時出発と意気込んで床に就いたものの起きたのは7時を回っていました。
 
小川村から鬼無里村に入ると目の前に西岳が 品沢高原奥にある西岳林道の起点
 家を8時30分に出て、先週と同じコースで小川村から鬼無里村へ。大望峠を越え品沢高原方面に左折、別荘地を抜け上楠西林道分岐に着いたのは10時(所要1時間30分)でした。

 分岐点の駐車場に車を止め、西岳の断崖を右手に見ながら西岳林道(海抜1000m)を一夜山方面に、数百メートルで全車両通行止のゲートがありました。途中、山菜採りの車がアチコチに止まっていました。
 
西岳林道は全線が簡易舗装 鬼女紅葉が舞い降りる沢(雪崩の痕跡)
 スギタニルリシジミが幾つもいました。小さいうえに地味なチョウで、注意していないと見過ごします。ここ西岳林道は、車で行ける“クモマツマキチョウ”の棲息地で知られています。案の定“ネットを持った密猟者”がいました。長野県では天然記念物として保護しているので採集厳禁のはずです。

 午前11時50分、一夜山の登山口がある西越開拓地の近くでUターンしました。万歩計のカウンタが6700歩(約4000m)になっていました。林道脇にはワラビが出始めていました。

 密猟者が居た場所まで戻ったところで昼食にしました。食事中に“鬼女紅葉”が舞い降りてくるのを期待してのことです。気配すらない、密猟者による乱獲で“クモマツマキチョウが舞い降りる沢”も伝説になってしまったのかな。
 
西岳(左より、第3峰〜本院岳) 戸隠山(左より、八方睨〜九頭龍山)
 戸隠に足を伸ばし、鏡池まで行ってみました。鏡池越えに戸隠連峰の岩山が一望できました。宝光社まで戻り戸隠そばを食べました。安曇野のそばより美味く感じました。満腹になったのでバードライン脇の湿地を散策、キンポウケとニリンソウが満開でした。ミズバショウも僅かですが咲いていました。
 
キンポウゲのお花畑 ニリンソウのお花街道
 今日の西岳林道、3時間30分、12800歩の林道歩きでした。西岳の断崖を見上げてのリフレッシュ、それにカラマツ林の森林浴、クモマツマキチョウに会えませんでしたが満足の林道歩きでした。