二つ折りの手紙 “Butterfly” が 花の番地 “Cotage garden by tyokyojin” を捜している
蝶狂人の環境
蝶の羽のいくたび越ゆる塀の屋根 (芭蕉句選拾遺)  洪積の台のはてなる蝶の棲 (宮沢賢治作品名を入れての詠み合い)
イラストは佐久地方事務所ホームページ画像を拝借し部分加工   Midi;丘の上にある家
 東御市は長野県の東信地方にあり、東信地方は上小地域(上田・小県)と佐久地域に分けられる。東御市は旧東部町と旧北御牧村が合併したもので、遡れば東部町(小県郡)と北御牧村(北佐久郡)になる。北御牧村は御牧原台地と鹿間川を挟んだ右手に八重原台地(異なる構造)、そして双方の千曲川河川域とで構成される。
 地形的には御牧原台地と八重原台地は類似するも、東部町は上信越高原国立公園の浅間山麓でありミヤマモンキチョウ・ミヤマシロチョウ・ベニヒカゲといった高山蝶が生息し蝶層においても異なる点がある。
 さて、本題の「御牧原台地」であるが、一見すると八ヶ岳中信高原国定公園の北端に位置する蓼科山(別称「諏訪富士」)の山麓北端かと思えるが、イラストからも分かるよう独立した台地である。この台地は北と東が千曲川、西が鹿曲川、イラストでは見えない南が布施川とに囲まれ台地上には河川がなく大小多数の溜池が点在している。なお、御牧原台地の南部は佐久市、東部は小諸市、北西部が東御市(旧北御牧村)で総面積は約2,100ha(諏訪湖の1.58倍、伊豆大島の23%)に及ぶ。
 バタフライガーデン“蝶狂人”は御牧原台地の北西端に位置(標高653m)し、眼下の千曲川(標高527m)との標高差は126m、斜面は雑木林であるため崖縁上に位置するが高所恐怖症でも問題なく、むしろ仙人になったつもりで(スカイツリーより19m高い所の空気を吸って)生活しています。
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