旭川 から サロベツ までの旅

− 2002.6.30 (日) 晴れ −


 健康ランド、3時に起きる約束なのに疲れて熟睡しているのか妻も姉も起きてきません。女性専用のレストルームの入口で声を掛け、やっとのことで起こしました。時は、午前3時半です。

 今日の予定は、層雲峡とサロベツ原野です。釧路湿原と霧多布湿原、知床五湖、北海道旅行の三大ハイライトです。

 ことよくば、カラフトキマダラセセリが撮影できればと願っています。層雲峡を見た後は、国道40号線(名寄国道)をひたすら北上、その走行距離は約400kmです。
 
銀河の滝(左)と流星の滝(右)(層雲峡の双瀑台より)
●層雲峡
 大雪山連峰とニセイカウシュッペ山の間を流れる石狩川が浸食により造りあげた全長24kmにおよぶ柱状節理の大峡谷です。高さ100mを越える巨壁の間を国道39号線(大雪国道)が貫いています。

 旧道は30数年前に閉鎖されたと、レンタサイクルのお兄さんが説明してくれた。それを聞き、立ち寄らなかったものの、北海道旅行をした若き頃をふと思い出しました。

●双瀑台
 駐車場脇から流星の滝と銀河の滝を見た後、双瀑台(430mの遊歩道、徒歩約20分)に登り二つの滝を見ました。双瀑台からの眺め、二つの滝を朝陽が照らし中国の水墨画を見るような光景でした。
 
大函(層雲峡) 小函神削壁(層雲峡)
●大函&小函
 大函の駐車場で、健康ランドで作ってもらったおにぎりで朝食にしました。大函から神削壁(小函)まで往復約1時間のサイクリング、姉はウン十年ぶりに自転車に乗るとは思わなかったとボヤク始末でした。
 
西部劇を思い出させた美深の街並み 北の大地に牧草ロールは欠かせない
●北の大地
 美深町のスーパーで、今夜のバーベキューの食材を買いました。町中を貫く国道40号線、その道幅の広さと静けさから西部劇の一コマを連想しました。また、音威子府を過ぎた辺りで、牧草ロールを作る風景を見ました。その様は、失礼ながらフンコロガシ(Click Me!)そのものでした。
 
下サロベツ原野(幌延町) サロベツ原生花園
●サロベツ原野
 東西5〜8km、南北27kmにおよぶ長方形の泥炭地。雄大な光景と咲き乱れる花々、無数の湖沼群の中に遊歩道や展望台が点在している。

 借景としての利尻山は必須条件、山影が見えないと魅力は半減してしまう。そう、ガイドブックに記されている。ところが、天気は良いのに霞んで利尻山が見えない・・・・どうしてくれるんだ!
 
上サロベツ原野(豊富町) 牧歌的な風景(宮の台展望台より)
●下サロベツ原野
 幌延ビジターセンターから木道(下サロベツ原野自然探勝路)が通じている長沼で、カオジロトンボを撮影することができました。道路を挟んでの展望台に昇る。高所恐怖症の私にとっては辛いものがありました。

●サロベツ原生花園
 サロベツ原野と言えば、ここを指します。そのためか、観光バスが次々に立ち寄りました。レストハウスで食べた「あげいも」の美味しさ、今になっても忘れられません。

●上サロベツ原野
 サロベツ原生花園から国道40号に戻る途中、エゾカンゾウが咲き乱れていました。

●宮の台展望台
 夕暮れが近づき、雲が低く立ち込めてきたためサロベツ原野はよく見えませんでした。でも、展望台の足元に広がる刈り取られた牧草地、牧歌的で何とも言えない風景でした。

●兜沼キャンプ場
 4泊目にして、まともなキャンプ場泊です。綺麗なバンガローで鉄板(鍋)焼きバーベキュー、オイルを忘れたので肉から出る油頼り、多少の焦げ目もキャンプ故に美味い・・・・?
 
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