芭蕉像と出羽三山句碑(山形県鶴岡市羽黒山神社) 

 「奥の細道」碑撮り旅、第1回目は平成25614日(2013)「八重撫子;奥の細道“黒羽の地”」でスタート地は「与一の里」(栃木県大田原市)でした。後に「八幡宮(那須神社境内)」として「おくのほそ道の風景地」に指定された場所です。
 「芭蕉塚等」(句を含まないものを含める)は、全国に約
2,500基(内発句・連句等は約2,000基)あります。芭蕉以外の文学碑は500基余、西行塚は20基程、「芭蕉塚等」の異常とも思える多さに目を惹きます。「芭蕉塚等」のランキングを調べると、長野県(約230基程)・群馬県(約220基余)・埼玉県(約120基余)・山形県(約100基余)・新潟県(約100基程)・東京都(約100基程)、トップ6都県は月1回の仙台出張の途次(旅の未知草;奥の細道)に位置するのも何かのご縁です。一方、北陸路・大垣は23日の旅を2回重ね、「碑撮り旅」の全回数は100回に迫ります。当冊子は、その紀行文をひとまとめにしたものです。
 叶うことなら、北陸路・大垣の第
3回目に「芭蕉終焉の地」(大阪市中央区久太郎町3-5-13 群馬銀行大阪支店横御堂筋傍ら)まで足を伸ばしてみたいです。
句碑で綴る「奥の細道」碑撮り旅(目次)
 「旅立ち前」-「殺生石・遊行柳」  p1-p16
 「遊行柳」-「飯塚の里」  p17-28
 「笠島」-「尿前の関」  p29-p41
 「尾花沢」-「象潟」  p42-p59
 「越後路」-「多太神社」  p60-p74
 「那谷寺」-「大垣」  p75-p95
 「句碑ならびに掲載句」(リスト)  p96-p100
 「おくのほそ道」(全文)現代文  「おくのほそ道」
 「奥の細道」歌仙の旅(18歌仙)  pdf file

撮影・編集 福澤三雄




編集旅行(バーチャルなネットサーフィン) 芭蕉研究
編集旅行Ⅰ;「奥の細道」(別離)直後の考察 研究Ⅰ;野ざらし紀行
編集旅行Ⅱ;「奥の細道」歌仙の旅 PDFファイル 研究Ⅱ;笈の小文
編集旅行Ⅲ;「奥の細道」木ノ芽峠越え 研究Ⅲ;嵯峨日記
編集旅行Ⅳ;芭蕉が愛した近江 研究Ⅳ;芭蕉の生涯
    芭蕉雑記;芥川龍之介著に学ぶ




- 編集後記 -
 
「碑撮り旅」の第1回は平成25614日(2013)  
  そして令和
448日(2022)に大動脈乖離を発症
この間に
80回を越える「碑撮り旅」の記録を紐解き
「奥の細道」旅程に沿って編集したものです
蝶棲庵(長野県東御市)にて 202292日完 蝶狂人(福澤三雄 75歳)
望月の牧なる原の深山辺に吾とたはぶる百種の蝶
 「碑撮り旅」(松尾芭蕉「奥の細道」)編集に於いて、①芭蕉発句は「芭蕉俳句集」(中村俊定校注/岩波書店)、②「おくのほそ道」(曾良随行日記)は「おくのほそ道」(頴原退藏・尾形仂訳注/角川文庫)。そして「おくのほそ道」全文はネット(マジックトレイン)、「奥の細道随行日記」は伊藤洋(山梨県立大学名誉教授)のホームページより、「Cut and paste from homepage」させて頂きました。また、句碑の所在に関しては、ご子息が補完されホームページ化された「芭蕉塚蒐」(田中昭三)を参考にさせて頂きました。
 この場をもって関係者諸氏に感謝申し上げます。